電話・FAX・ハンコを使う仕事が稼げない理由

FAX送って 会社の選び方

稼げない仕事の経験がありますが、疲労と収入が全然比例しないです。

一生懸命仕事した気になっても、何の役にも立たない業務だったりします。

 

無駄な作業は頭をカラッポにしてできる事が多いので、意外と好む人が多くいて改善されずに残っています。

稼げないだけならまだしも、無駄を無くした異業種に食われていくのが現代です。

 

徹底的に無駄を省いたAmazonが登場してから、本屋が次々と潰れていきました。

銀行業さえ、後発のネット通販やコンビニのネットバンクに追われています。

電話・FAX・ハンコを使う仕事は、無駄な仕事の代表です。

 

稼げない仕事の象徴

電話・FAX・ハンコが稼げない仕事の代表的なアイテムですが、そういう会社は

 

・肉眼を使う
・ミスの対策が『気をはる』
・紙の量が仕事の証

 

こんな特徴があります。

新しい道具を使わず、ひたすら人間の精神力に頼ろうとします。

自動化なんてもっての他で、パソコンに恐怖する姿は、火を恐れる猿のようです。

 

こういう会社はマウンティングも盛んで、給料が安い上に人間関係が悪いという環境が多いです。

 

稼げない会社=人間関係が悪い

 

電話を使う仕事が稼げない理由

電話という道具は二人が同時に使う必要があるので、どちらかの仕事を突然中断させる事になります。

中断した仕事は再開に余計な労力がかかるため、電話を嫌う人が増えています。

 

電話の業務はマンツーマンで対処する、非常に効率が悪い仕事です。

そのため、電話受態を無くす会社や電話番号を公表しない会社も増えてきています。

 

ホームページのQ&Aを充実させて、なるべく電話がこないようにしている会社も、非効率な電話を嫌っているためです。

 

予約はネットのみ

患者がすごく多いクリニックで、ネット予約のみの所がありました。

病院は普通、予約しても数時間待たされることがありますが、ネット予約のみのクリニックでは10分くらいでした。

 

電話で予約の受付をしていたら、スタッフは電話の度に手を止めてスケジュールを確認・入力しなければなりません。

この無駄な労力を無くして、本来の業務に専念しています。

 

FAXを使う仕事が稼げない理由

 

FAXもまた、無駄が多いです。

 

印刷

送付状をつけてFAX

届いたか電話確認

 

一連の作業は儀式に近いです。

紙で仕事を管理している会社は、物理的な制約があって業務量を増やせません。

根性で増やせる量は限られます。

 

メールに添付して送れば、履歴も残るし一回で終わる

 

FAXがカクカク過ぎて象形文字みたいな文書が送られてくると、

 

『メールという物が発明されたのを知らないのかな?』

 

と思ってしまいます。

 

FAXで送られてきた紙は、読むくらいしか用途がありません。

電子データなら色々と流用が可能で、その先のステータスでも使えます。

 

稼げない会社は紙が多い

FAXも紙文化の会社の特徴で、稼げない会社には他にも稟議書だの経費申請だので余計な紙が大量にあります。

 

紙は検索するのに『肉眼』しかないため、その処理速度は遅いです。

100枚の中から特定の文書を探すのに電子データなら1秒で済むところが、肉眼と指で探したらどれくらいかかるでしょうか?

 

一日10分の短縮でも、年間で30時間減らせます。

単に時間を減らすだけではなく、アナログな作業に割く注意力を減らせます。

 

労力の浪費を抑える概念がない会社は、他の面でもボンヤリとした仕事しかしていません。

そんな会社に入ってしまうと、眼精疲労だけで給料は上がりません。

 

仕事の大変さ ≠ 収入

 

ハンコを使う仕事は稼げない

ハンコを使う作業も無駄が多いです。

デスクの上を紙が回って、ハンコを押す儀式が仕事のように扱われています。

ハンコが盛んに使われるのは、責任回避のためです。

 

たかが請求書くらいで、何人ものハンコが押されているものがあります。

それで内容のミスを防いでいるわけでもなく、問題になった時に責任を分散するために使われています。

 

誰か一人が席を離れていれば仕事が止まるので、無駄な時間が発生します。

 

ハンコの作業を無くした結果

無意味なハンコの作業を全て無くした結果、大幅に時間を減らせました。

単にハンコの作業を無くすのではなく、データベース化をして正確性をあげてハンコを無意味なものにしました。

 

対外的に必要な会社印(会社の認印ともいうべき角印)は、電子データ化して請求書作成時に自動で差し込まれます。

こういう改善の結果、会社に専属の経理部はいらなくなり、人件費を削減できました。

 

 

現金は効率が悪い

現金というのはものすごく効率が悪いので、電子決済のみのお店が出来てきました。

食券方式だとしても、記録と機械の中のお金が合っているのか数えなければなりません。

電子決済なら、決裁しただけで正確な売り上げデータが作れます。

 

これと同様に、会社の中でも現金があると途端に効率が落ちます。

普通の会社でも小口現金を無くすことは可能です。

 

経理がちっちゃい金庫を持っていたら、効率の悪い会社の可能性があります。

 

稼げない会社は儀式が多い

効率の悪い会社は、結論を出さない会議が好きです。

無駄な会議が好きなのは、役職が高い人に多いです。

 

彼らはもう仕事で伸びる所がなくなり、マウンティングをとる事で自分の存在価値をあらわすしかないのです。

そんな会議は、単に彼らを癒すグループセラピーのようなものです。

 

 

老害的思考が発生する理由

人は中年くらいになると、新しい発見よりも過去の経験から解決策を出すようになります。

自分が生き残る事ができたのは、過去の経験が正しかったと思うからです。

 

しかし技術の発達が早い現代では、過去の仕事の経験はすぐに古くなってしまいます。

電話・FAX・ハンコが支配しているという事は、他の分野でも古くて稼げない方法でやっているという事です。

 

不動産を買う時に白アリをチェックするような感じで、古臭い業務がないか会社をチェックしてみてください。