廃業の経験

会社が死んだ・・・ 会社の選び方
会社が廃業=自主的に解散になるのって、どういう場合ですか?

会社は永久ではありません。

業種ごと廃れていくものもあります。

私にも、廃業した業種の経験があります。

坂道を転がりだすとあっという間なので、予兆を感じる事が重要です。

特に大きな失敗がなくても、時代に合わせて変化しなくなったら終わりです。
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廃業の経験から末期症状を語る

牧歌的な社内

勢いがなくなったら、終わりの始まり

私が経験したのは、写真の現像の会社です。

一般の人の写真を現像するのではなく、出版社の雑誌などに使う写真です。

まだデジカメの性能が悪く、画素が粗い為に雑誌に使用できるレベルではありませんでした。

私はアルバイトをしながら就職活動をしていた頃で、雑誌社に写真を届けるライダーをやっていました。

営業社員の人は有名な雑誌社やスタジオを回ったりして、たまに大きな契約をとっていたりしました。

現像作業の人たちは、職人気質で少しおっかなかったです。

雑誌の締め切りギリギリで、急いで持っていかなければならない時に、現像作業の人にスピードアップをお願いします。

この時に急かすんじゃないと、結構怒られたりしました。

出来上がると、125ccバイクの限界で飛ばして、届けにいきました。

受付のための店舗も併設してあり、美男美女っぽい人たちが集められていました。

その事業所は数十人規模で、後に経験する会社よりも昭和っぽい雰囲気でした

ゆったりとした会社は、進歩の歩みも止まっています。

廃業の予兆

斜陽産業

斜陽とは日暮れ

アルバイトに慣れてきた頃、デジタルカメラの性能がどんどん向上してきました。

素人のおもちゃみたいなカメラだったのが、プロ用の一眼レフまで出てくるようになりました。

その価格もどんどん下がって、普及しやすいものになっていきました。

技術力の向上と、価格の下落速度は、『ビュン!』という音がするくらいでした

1年で比較すると長すぎるくらいで、数か月スパンで見るほどです。

一つの業種が廃れて、別の業種に移行するというのは、これくらい動きが速く止められない勢いがあります。

出勤者が少人数の土日勤務の際、営業社員が

「斜陽産業だよ。。。」

と言っていました。

まだ有名な雑誌社を抱えていたし、それほど悲壮感が漂っているとは思いませんでした。

その後、皮肉にもデジタルの業種への就職が決まり、そのアルバイトは辞めました。

それからしばらくして、その会社は全ての事業所を閉鎖して廃業しました。

リズミカルにフィルムをハサミで切っていた現像作業のおじさんたちは、別業種をするのが大変だろうと思いました。

身体で覚える仕事は習得に時間がかかるので、それを捨てるのは容易ではないでしょう。

他の数十人の社員も霧散したと思うと、寂しい気持ちになりました。

変化する事を恐れていると、最後は廃業する事になります

廃業を振り返って

どんな会社なら廃業しないですか?

会社の雰囲気は昭和というか、牧歌的な雰囲気が漂っていました。

これは業種として成熟しきっていたのだと思います

社内で何か別の業種にトライしていたような形跡もありません。

現像の必要がないデジタルカメラの発達を間近に見ても、何もしていませんでした

締め切りギリギリで写真の現像がネックになる事もあったので、雑誌社がデジタルに移行する動機は強くありました。

デジタルカメラメーカーは、絶えず向上した製品を出してきていました。

変わる気力がなくなった古い業種が、自然淘汰されたに過ぎません

強く大きくなった恐竜も、環境の変化に適応できずに滅んでいきました。

それと同じ事が、人間の集まりである会社でも起こります。

以降、『生き残るのは強い者ではなく、変化できる者』を意識して、社会人生活を送っています。

長い社会人生活、大事なのはサイバイバルです。

会社は廃業や倒産がつきものです。
会社選びよりも、個人力を高めてどこでもやっていけるようにしてください。

廃業3行まとめ

1.時節の変化は音が聞こえるくらい速い

2.安定しているという事は成熟期で斜陽も近い

3.生き残るには変化が必要