自分の性格は、何歳くらいで自覚したでしょうか?
他人との違いをハッキリと感じて、自分の性格を認識する頃には、ガチガチに固まってしまっています。
家庭環境などで、我慢や無力感を味合わされる立場だった場合、それがネガティブな性格として定着してしまいます。
わたしは内向的で自信がなく、社会人になってからも家庭環境での立場を引きずっていました。
自分が損をする事で周囲が上手くいくので、自ら損をしに行くような所がありました。
自分の性格の核の部分は変えられませんでしたが、唯一、お金を稼ぐ事に関しては性格を変えることができました。
お金によって、我慢や無力感を味合わせる人たちから、身を守る事ができました。
性格を変える必要性があった
社会の中には一定数、理不尽で他人から利益を奪う事を『快』にしている、捕食者がいます。
そういう人に目を付けられるのは、何をされても我慢をするような人です。
わたしは反抗しても無意味というのが染みつき、黙って嵐が過ぎるのを待つ事しかできない人間でした。
こういう性格で、
『自分が得をしてはいけない』
という考えも無意識下にありました。
その影響で、お金にならない選択ばかりしていました。
お金に関する部分だけ性格を変えた結果
お金を求めるのは悪い事に思われがちですが、原始人にとって飢えない事が一番のテーマだったように、お金は食料と同じようなものです。
結婚して子供を作るとかは、お金があった上でできる事なので、まずはサバイバルのためにお金が必要です。
わたしは高い報酬をもらうと、『バチが当たる』という悪い暗示にかかっていましたが、意識を変えることができました。
その結果、自分に合う仕事に辿り着くまで転職をし、30代で年収1000万円を超えて、最終2,500万円となりました。
早期リタイア資金が貯まったのでリタイアをして、今は内向的な性格が傷つかないよう、嫌な人とは会わないで済む生活に移行しています。
変えられたのはお金に関する性格だけですが、お金によって身を守る壁を作る事ができました。
内向的な人は損をさせられている
自分が楽をするために、平気で他人に負荷を投げる人がいます。
社会の中で余分な負荷が回ってきて、それを押し付けられがちなのが内向的な人です。
自分のための負荷だけでなく、処理しても役に立たたない他人の分まで処理させられるので、人生が削られてしまいます。
性格を変えるのは、まずこの理不尽を受け付けない意識が必要です。
あなたは理不尽な思いをするために生まれてきたわけではなく、自分の幸福を追求するために人生を送っているはずです。
お金を求めてはいけないと言う人
お金を求めてはいけないと言う人は、歴史などを見てもわかるように、人の労力を搾取する人達です。
お金を求めずに奉仕するのが善行、みたいな暗示で都合よく人を使います。
『お金を求めるな』
というのは人に言われる事ではなく、自分で決める事です。
性格は変えられる
人はストレスに晒されて、許容量を超えると精神が壊れます。
この『壊れる』メカニズムが、性格を変える方法に通じます。
ストレスで常時、悲観的な考えが脳内を巡っていると、悲観的な情報が走る神経回路が強化されます。
そうなると、例えチャンスが巡ってきたとしても、悪く受け取って危機にしか感じません。
常に猜疑心を持ち、怯えて暮らすようになってしまいます。
これは傍から見ても
『悲観的な性格の人』
と言えるほど明らかな変化です。
性格を悪い方に変えられるという事は、同じメカニズムで良いほうにも変えられます。
性格を矯正していく
我慢を強いられ続けた人は、無意識のうちに自分を卑下するクセがついています。
『あの人は自由に振舞うけど、自分はやってはいけない』
この呪縛により、自分を低くする性格になっています。
性格は一部分であっても、変えるには歯の矯正のように時間がかかります。
歯の矯正はわずかな圧力を、常時かける事で徐々に歯並びを変えていきます。
性格も同じで、自分の行動の度に褒めて
『お金を得るにふさわしい』
という気持ちを作ります。
下らないと思ったら、ここで読むのをやめてください。
わたしはこの方法で、実際に大企業平均以上の年収を得ることができました。
具体的な気持ちの作り方
最初の内は、わかりやすい善行をしてみて下さい。
オススメなのは献血です。
あの場所は善意の人が集まりやすいので、安心できる空気感が漂っています。
注射の針は怖いですが。
献血をすると、わかりやすく社会に良いことをした気分になります。
この気分の時に
『社会のためになる自分は、お金に好かれる』
という事を、自分の意識に刷り込みます。
この感覚を覚えれば、会社の仕事で感謝された時などに
『人のためになる自分は、お金を得るに値する人間』
という意識につなげられます。
気分は侮れない
気分で決めるというのは良くないように言われますが、実際は違います。
原始人が行動を決める時、快・不快というのは羅針盤の役割がありました。
人と初めて会う時、
『何となく嫌だなぁ』
と思ったら、無意識のどこかで危険を察知しているのでしょう。
ただ原始時代の快・不快は、主に気象や危険な動物に関連する事だったので、現代では補正が必要です。
パッと見で不快と思える事が、実は快に繋がっていることがあります。
わたしの場合、安定した地位を捨てて転職をしましたが、結果として正解でした。
お金に関する性格は変えやすい
お金というのは自分の一部ではないので、それに対する性格は変えやすいです。
わたしは仕事が絡まない時の内向性や、他人に意見を言えない性格は変えられませんでした。
その代わり、仕事(≒お金)だけは自信が持てて、人並み以上に自主性を発揮できました。
お金に関する性格を軸に、社会人生活を有利に送る事ができました。
失敗を検証はしても反省はしない
内向的な人は、もう十分に内罰的なので、失敗の時に自分を責めてはいけません。
とはいえ、失敗をそのままにしていては、周囲からの信頼を失います。
収入には、周囲からの信頼がお金に形を変えた分も含まれます。
失敗した時に自分を罰するのではなく、事故原因の究明のようにするのが正しい行動です。
『自分はダメだ』
と、自分で思わない事です。
恐らくあなたは今までに十分、自身を責めてきたのではないでしょうか?
まず最初に、自分だけは自分を応援しないと、他の人は誰も応援してくれません。
性格の後に行動はついてくる
わたしがお金を稼いで当然という性格になってからは、必要な努力が的確にできました。
進路に関しても、正解の確率があがりました。
お金を意識しただけで、棚ぼた的にお金が舞い込むような事はありませんが、正しい方向性がわかれば努力の分だけ稼げます。
頑張っているのに報われないのは、間違った方向性で頑張っているからです。
わたしにも、そういう足踏みの期間がありました。
性格を変えてからは、歯車が合うように努力と収入が比例しました。
お金で性格を補う
わたしの場合は人に過剰に反応する性格なので、一週間に一人でも嫌な人間に遭遇したら、多すぎに感じます。
仕事では嫌な人間にも会わなければならない、義務が発生します。
嫌な人のダメージを受けやすく、回復に時間がかかる性格は、生まれつきの繊細さが影響しているので変えにくいものです。
なのでわたしは、繊細さを補うためにお金を稼ぎました。
嫌な人に遭遇するのは、1ヶ月に1~2人くらいまでが限度です。
今は早期リタイアをして、自分のスケジュールを決められるので、嫌な人に会いそうな場に行かない自由があります。
嫌な人の性格は変えられない
自分の性格のコアな部分さえ変えられないのに、嫌な人の性格はもっと変えられません。
解決方法は、嫌な人から離れるか、自分が上の立場になるしかありません。
仕事にお金を求めないとしても、付き合う人を選別する自由は欲しいところです。
年齢を重ねて、自分が許容できる人の範囲が狭くなった気がします。
その半面、損をさせられやすい人の役に立ちたい気持ちが、強くなりました。
わたしが我慢をして過ごした時間は取り戻せませんが、代わりに誰かが苦しい時間を短くできれば、わたしの経験は無駄ではなかったと思えます。
わたしがお金や自由度の高い仕事ができるようになった方法は、別カテゴリーに書いているので、よければ色々と読んでみてください。