人は安定を求める生き物なので、ついつい安泰そうな会社を選んでしまいがちです。
既得権益の会社は、その筆頭です。
しかし民間企業で、そういう既得権益の会社を横目に見ると、苦痛が多いように見えます。
既得権があるので成長する必要がなく、エネルギーは全て内に向かいます。
〇昔の嫁・姑問題
〇定年後の夫が家庭内でイザコザを起こす
とか、みな内向きのエネルギーが原因です。
そんな職場に40年も勤めてしまうのは、自分の人生を軟禁するようなものではないでしょうか?
既得権益との遭遇
既得権益者たちは、関所のようなものを作る事で、社会に干渉してきます。
例えば日本の会社でもSNSの起ち上げが盛んだったころに、監視機構みたいなものができました。
その加入費を支払わされた事があります。
監視方法というのが、ITの知識が全くない人が決めたような、原始的なものでした。
それで今のSNSはというと、ツイッターやフェイスブックなど、海外のものが主流です。
その監視機構は、寄生していた宿主が滅んだので、活動を終えていました。
企業調査という既得権益
会社には、色々な形で政府系機関からの調査票が届きます。
会社の数字とかなのですが、売り上げの分類が特殊なものが多く、会社で分けていないような項目が並びます。
例えばあなたが家計簿をつけていたとします。
飲食代とか交通費とかに分けているとします。
それなのに調査票の項目で
・コンビニへの出費
とか分かれていたら、すごく面倒くさくないですか?
調査票は何度もくる
各省庁とか、東京都とかから似たような調査票が何度もきます。
一つが終わったと思ったら、別の所から似たようなのが届きます。
働き方改革とか言いますが、この余計な調査票の仕事を増やしている行動は、なんと矛盾したものでしょうか?
調査票の全てが義務というわけではないので、調べて破棄していました。
義務じゃないものなのに一度でも答えてしまうと、翌年から催促がしつこくなります。
民間の調査会社に仕事が回される
調査は、民間の調査会社に委託される事が多いです。
だからこういう調査会社も、準既得権益企業と言えます。
内向きのエネルギーが強いため、圧迫されるだけで、潰しがきかない仕事をしています。
たまに別件で営業に来られましたが、いつも切羽つまっている感じでした。
学習系の既得権益
子供の数が減ってきて、学習系の業者が苦しくなってきました。
その解決策が、大学の入試テストの手書き化です。
これも関所ビジネスで、わざわざ目検で採点をする事で、コストを発生させています。
日本人の国民性は好きですが、こういう関所形式で儲けようというところは嫌いです。
日本はワイロとかが少なくても、関所を作って合法的に搾取するのが多いです。
テストにコストをかけても発展性がない
全然必要のない部分に、ネジを付け足すような事をしてコストを増大させても、社会は豊かになりません。
無駄なところにお金をかける度に、国力が衰退してしまいます。
なぜ、成長分野にお金を投資しないのでしょうか?
恐らく投資の方が目利きが難しいので、後ろ向きにお金を回した方が無難なのでしょう。
このお金の使い方によって、経済はマイナス方向に進みます。
既得権益の会社をオススメしない理由
学生時代の勉強は、勉強の仕方を学ぶ基礎みたいなものです。
会社に入ってからが、実践的な勉強です。
わたしは学生時代の勉強がダメでしたが、実践的な勉強を続けて挽回しました。
座学だけではなく、会社で実践をしないとスキルアップにはつながりません。
既得権益の会社では、この実践の機会がないため、潰しがききにくい社会人になります。
既得権益の会社では、個性はいらない
既得権益で回っている会社は、個々の能力ではなく、人の頭数が居ればお金をもらえます。
仕事って自分を表現する場でもありますが、それを一切封じられるのって、割とむなしくないでしょうか?
『お金をもらうだけだから』
と割り切っているように見えて、仕事が不遇だと人格まで浸食されがちです。
スキルがないので、進路を変えられない
既得権益の会社に入ってしまうと、スキルが身につきません。
だから人間関係に悩んでも、会社にしがみつくしかなく不健康な人生です。
わたしは自己解決せざるを得ない経験ばかりをした結果、問題解決能力がつきました。
そのおかげで
『大概の問題は対処できる』
という安心感が得られました。
現に株式投資をやっても、大勝はしないものの負けた事はありません。
恐らく他の事も対応できると思うので、自由に進路が変えられます。
無意味な仕事は罰に近い
地獄の罰の中で苦しいと思うのが、賽の河原の石積みです。
石を積んでいると鬼が壊して、再び積みなおしては崩されるという、労力が何の形にもならないという罰です。
人は、他人に必要とされる事で幸せを感じられます。
この世に生まれても、人の間に割って入って搾取をするだけの生き方は、きっと辛いものだと思います。
クリエイターの既得権益問題
五輪のパクりロゴ問題で、パクりより深刻だと思ったのが既得権益です。
パクったクリエイターの周辺の人達は、自分たちで既得権を行使しあっていました。
彼らは交互で審査員をして、互いに賞を与えあっていました。
その受賞歴でハクをつけて、業界の権威になっていきました。
クリエイターとして終わり
既得権益になって、賞を与えあった時点でお終いです。
自分自身で、才能の勝負ができなくなったと思ってしまったからです。
若い才能を潰すのは、いつの世も才能が落ちた権力者です。
モーツァルトの生涯を描いた、アマデウスという映画は、闇落ちした権力者側の悲劇がよくわかります。