わたしはフリーター期間を含めると、優に10社以上の職場で働いた経験があります。
その中で2社くらいは会社に行くのが嫌でしたが、後は遊ぶことを一切考えないほどに働きました。
ですが仕事への熱量は同じなのに、会社によって貧乏な状態とお金に余裕のある状態を経験しました。
そこから言えるのは、貧乏というのはちょっとした選択の違いによって陥るということです。
だから抜け出すための道もちゃんとあります。
貧乏から抜け出した後⇒ 経歴
働いても貧乏な状態
わたしが貧乏だった時は、自分に自信がない心と収入が連動していました。
自己評価が低かった時はどこの会社にも採用されないと思って、20代なのに年齢制限が50歳・60歳くらいまでのバイトに応募していました。
当然、簡単に採用されるわけですが交通誘導とか小さな警備会社とか、20代でやるには伸びしろがない仕事に感じました。
伸びしろというのは給料であったり、つぶしが効く仕事であるのかということです。
年齢制限が50・60なら、やはりそれは50・60になってから選択すべきでした。
業務内容はすぐに覚えられる簡単なもので、仕事を無事にこなすのに必要なのは変な人間に遭遇しない運だけでした。
特に交通誘導は夜中だったので、変な人間が多くて心がダメージを負いました。
収入的にも雨天で仕事が減ったりで月収15万円(社保ナシ)の時もありました。
そんな仕事でも慣れてしまい、新たな知識を何も入れる必要がないので
完全にルーティーン化して同じ毎日を過ごしていました。
働いても貧乏な仕事の特徴として、
『業務時間外に勉強が必要ない』
というものがあります。
勉強が必要ない仕事は給料も伸びない
交通誘導や警備会社以外にも、業務時間外に勉強が必要ない仕事をしました。
いずれも給料が上がらないとか天候でシフトが減ったりとか、単なるスゴロクの駒みたいな立場でした。
勉強が必要ないという事は楽なのではなく、いつまでも自分に付加価値がつかないという事です。
わたしが貧乏状態だった時の仕事は、いずれも継続的な勉強が必要ないものでした。
勉強してもプラスが少ない仕事に注意
ケータイショップは新機種が出る度に勉強が必要ですが、こういうカタログの代読行為に近い勉強は価値が生まれにくいです。
ケータイって勉強が必要な割に、利益が少なくて大変な仕事です。
勉強に時間をかけるなら、自分の価値が高まるものでなければ勿体ないです。
わたしはプログラミングやフロー設計の勉強をしましたが、知識だけでなく頭の論理性も高まりました。
この勉強だけでとりあえずわたしはお金には困らなくなったし、自分が損をする選択もしなくなりました。
プログラミング以外にも自分を高める勉強があると思いますが、何か一つでも自分の核になるものができれば、自己評価が高まって貧乏から遠ざかります。
自己評価が低い時の選択は自分を貶めるようなものばかり選ぶので、まずは自己評価を高めてください。
こちらもわたしの経験から書いています。教室に誘導とかしていないし、小難しくも書いていません。
借金をしないとできない事は諦める
わたしが貧乏から抜け出すことができたのは、休養の時間があったからです。
一つの仕事で疲れ果てると、無職になり貯金で暮らす生活をしていました。
そして再び自分に合っていそうな仕事に挑戦しました。
それが可能だったのはローンを含む借金がなかったからです。
奨学金を抱えた状態でつまづいた知人は、かなり追い詰められていました。
失敗は一つなら割と簡単に挽回できます。
しかし一つ目の失敗で狼狽して、更に失敗を重ねると大きなダメージになります。
借金は既に一つ目の失敗を抱えているような状態で、何かもう一つの失敗で詰みやすくなります。
ハマッたら出られなくなる仕事
入りやすくて抜けられない仕事の代表は介護職です。
介護は最も就業しやすい仕事ではないでしょうか。
女性の貧困問題の本を読みましたが、登場人物の半分以上は介護職が関わっていました。
何かの要因で貧困状態に陥った人が、そこから復帰する第一歩として介護を選び、さらに状況が悪くなっていきます。
給料が安い上に15時間労働で気を病むと、どんな事が起こるでしょうか?
まず転職活動のためのお金がない上に、長時間労働で面接を受けるのも難しくなります。
気を病むと選択肢が何も浮かばなくなり、ただ惰性で仕事を続けることになり、ますます精神状態が悪化します。
社会の誰かにシワ寄せがいくようになっている
社会で楽をする人がいる一方、その分のシワ寄せが誰かに行くようになっています。
そのシワは自己評価が低い人に、お金は入らないのに苦労だけが多い仕事として回ってきます。
まずはその余計な苦労を受け入れないでください。
自己評価が低いと
と諦めがちです。
そういう迷いがあると本当に採用されないものです。
人付き合い
わたしはかなり内向的で、人付き合いは少ないです。
ですがその少ない人付き合いは厳選されたもので、お互いの得意分野を交換できる非常に良い関係が築けました。
質が低い人は一方的にこちらの労力を吸い取るだけですが、ちゃんとした人はお返しをしてくれます。
これにより自分の能力以上に稼ぐ事ができます。
そもそも人口が多い都市部でないと、付き合う人の厳選は不可能です。
田舎でうまくいかない人は、都市部への移住を考えてみてはいかがでしょう。
貧乏から抜け出す方法
貧乏から抜け出すには、自分にエンジンをかけなければなりません。
わたしがどん底から這い上がった時に何度も思ったのが
「こんな人生のために生まれてきたわけじゃない」
という事です。
辛い思いが溜まった人は、その理不尽を発奮材料にして自分にエンジンをかけてください。
その思いがあれば無職歴が長くても正社員歴が短くても、就活で覆す事ができます。
わたしが就活で工夫しまくって成功した方法は別カテゴリーに書いているので、よければ色々と読んでみてください。
異性関係で働いても貧乏に
給料が30万円台の時に、ある女性と付き合っていました。
そうしたら彼女は仕事を辞めてしまい、色々なお金は全てわたしが負担する事になりました。
彼女は浪費が激しく、外食や旅行で毎月貯金が二桁ずつ減っていきました。
『断ればいいのに』と思うかもしれないですが、彼女は病気ということで関係を絶とうとするとこちらの良心が咎めるような事を言ってきます。
外出先でも彼女の要望を少しでも聞かないと暴れ出します。
実家に住んでいる彼女の家から帰るだけでも苦労をしました。
次の日が仕事でも、わたしの方から帰ろうとすると半狂乱で怒り出します。
彼女の親が宥めている間に帰ったりしますが、既に遅い時間で翌日の仕事が辛かったです。
あまりにも普通の怒り方ではないのでその特徴をネットで調べると、境界性人格障害というのが出てきました。
関係を断ち切るのにひと悶着ありましたが、貯金が尽きる前に離れることができました。
世の中には想像を超える人がいるもので、いい教訓になりました。
二馬力にはならない
会社の仕事の失敗で経済状態がマイナスにまで陥る人は、あまりいないのではないでしょうか?
わたしが見てきたマイナスになるケースは、離婚を含めた異性関係が多かったです。
子供を引き取った女性に元夫が養育費を払うのは、2~3割程度だそうです。
職場で一緒だった離婚した女性たちは、いずれも夫が支払い能力のない人でした。
その女性達は大黒柱として働いた上、家では家事が待っています。
パートナーを作った上で幸せになるというのは、なかなかに難易度が高そうです。
人生で最重要なのは、貧乏をしないこと
わたしが子供の頃から恐れていたのは、貧乏で路頭に迷うことでした。
自分の年齢と資産・お金の使い方から、どうやら大丈夫そうだと思えてからいろいろな事を楽しめる心の余裕が生まれました。
わたしは幸福よりも不幸により大きな反応を示すので、平穏無事な生活は充足感があります。
人生の一時期ちょっと頑張っていた期間があり、そこを超えたら余力で人生が進みました。
今現在くるしんでいる人もいるかと思います。
ですが貧乏を正面に捉えて突破する時は少しだけ力が必要なものの、その状態はずっとは続きません。
わたしは突破中は無我夢中という感じで、気が付いたら貧乏から抜け出していました。
自分がお金を持って当然だという気持ちの作り方や、貯金の方法などを別ページに書いているのでよければ参考にしてください。