適職診断は人格と職業のマッチングです。
これを応用して、自分の人格と合う人を見分ける事ができます。
社会生活の中で付き合うと、自分にとってマイナスにしかならない人がいます。
そういう人は本来の姿を偽ってあなたに近づいてくるかも知れません。
しかし行動の端々に出る人格の特徴を拾い集めれば、危険な人物かどうか判別する事が出来ます。
社会人が転落するのは仕事だけではなく、付き合う人によっても人生が狂います。
適職診断は付き合う人の診断にも使える
付き合う相手の条件として
誠実で優しくて、面白いけど頭もいい。
という特徴が上げられやすいですが、こんな風に多くの人格気質が発達した人は殆どいません。
優しさは人の痛みを感じられる共感性に属しますが、頭の良さは客観性と関連していて他人とは線を引くので、優しさと頭の良さは相反します。
稀に相反する気質を備えた人がいて人格者と呼ばれますが、ごく僅かしかいません。
だから現実的には付き合う相手に望む人柄を絞って、適職診断の尺度で他人を判断します。
適職診断を応用して人を見抜く
出会う人に適職診断を受けさせるわけにはいかないので、相手の行動を適職診断のテストに当てはめて、人格を割り出します。
同じ職場であれば、相手の行動を多く見る機会があります。
例えばよく遅刻をしたり、金額を間違える人が誠実という事はありません。
誠実性の高い人の時間・金銭感覚は厳格です。
このように色々と当てはめていくと、付き合うべき人なのかがわかります。
嫌な人は仕事もできない
嫌な人というのも定義をする事ができます。
嫌な人というのは他人との共感性も乏しく、誠実性も低いです。
こういう人は仕事でも気が利かず、向上心がないので評価されず職場でくすぶっています。
自分の評価が低い不満を他人にぶつけるため、
『職場にいる嫌な人』
になっていきます。怨霊みたいなものです。
顔つきも自然と常に不満げな顔になり、それが固定化されます。
嫌な人をちゃんと定義すると、距離を置くべき人とそうでない人が明確になります。
論理性が高い人は一見、冷たくて嫌な人っぽく見えるかも知れませんが他人との関わりに消極的な分、さほど嫌な気持ちにさせられません。
彼らの論理的思考は参考になるため、付き合っても損はありません。
適職が多い人に良い人が多い理由
前述した
という人は、多くの気質でバランス良く仕事をする優秀な人です。
他人のニーズを読む時には共感性・協調性を発揮してくみ取り、それを論理性で組み立てます。
論理性が高い上に行動力もあるので、組み立てた仕事を実行する能力も高いです。
全般的に気質が高いので、幅広い職業に適応できます。
社会人に無駄な付き合いはいらない
学生の頃はボッチと思われなくないという見栄で、大して楽しくもない人たちと付き合ったりしますが、社会人に余分な人付き合いをする余裕はありません。
無駄な人付き合いの分だけ自分が損をします。
現代社会では群れでいないと肉食獣に襲われるような事もないので、我慢してまで群れる必要はありません。
それに子供の頃と違って性格を相手に合わせるふり幅が小さくなっているので、気が合う人の範囲も狭まっています。
頭が堅い人にならないようにする
頭が堅いというのは、自分の考えに凝り固まって他者の意見を聞き入れない事で、中年になると特に顕著になります。
これは中年まで生き残れた自分の人格は正しいと考え、自分を変えるリスクをとらないようになるためです。
新しい職場環境の価値観にも合わせないし、仕事も我流でやって反感を持たれてしまいます。
だから企業は中年を欲しがりません。
逆にこういう人格の特性を知っていれば、意識的に折れる事も出来るので、頭が堅いと思われないで済みます。
孤独に耐えられない人が薄っぺらい理由
人間は孤独な時に考え事をしたり、自分に向き合って思考を掘り下げていきます。
すぐに
「寂しい」
などと言って他人に頼ってくる人は、ノイズにしかならない人です。
自分が空っぽな人は、何をするでも他人に依存しないと成り立たないので、すぐに近寄ってきます。
これを『社交的』と見誤らないようにしたいです。
薄っぺらい人は、あなたから吸収しかしない存在なので注意が必要です。