20代半ばまでフリーターをやっていましたが、40代で早期リタイアする事ができました。
親の遺産などではなく、純粋に自分の稼ぎだけで、リタイア資金が貯まりました。
正社員期間の内ガッツリ仕事をしたのは正味10年くらいの気がします。
低学歴なのに会社勤めを早めに上がれたのは、要所要所の選択が正解だったからです。
人生のイベントを全て回収しようとせず、いくつか手放せば早期リタイアは誰でも可能です。
早期リタイアができる絶対条件
まずは、
『早期リタイアをする』
という目標を明確に意識する事です。
自転車に初めて乗った時、見た方向に向かってしまった事はないでしょうか?
行動もそれと同じで、意識が向いた方につられて動きます。
わたしは『早期リタイアをする』というのがずっと頭にあったので、転職や年収アップなど、全てが早期リタイアにつながる選択ができました。
年齢ごとの目標を設定する
目標に何歳代かなど数字を設定すると、リアルなものになります。
わたしが早期リタイアを考えたのは、アラフォーになった頃です。
ですが、もっと前から年齢ごとの生き方を意識していました。
何かの本で
・30代で経験を活かし
・40代で独り立ちする
というのを読み、それが深く意識に刻みつけられました。
20代はひたすら転職をする日々で、30代になって経験が活きてきました。
そして、40代で独り立ちできるくらいの経済状態になっていました。
一つ一つの選択の時に、
『これは早期リタイアにつながるぞ!』
なんて考えていたわけではありません。
ただ意識の奥深くに、早期リタイアをする意志を持ち続けていたのが、正解の選択肢を選ぶ事につながりました。
早期リタイアなんて無理と思わない
アドラー心理学という、前向きに生きるための心理学があります。
株価の暴落も、とどのつまりは人間心理によるものなように、生き方も心理が大きく影響します。
「早期リタイアなんて自分にはムリだ」
と思う人には、アドラー心理学で紹介されている2匹のカエルの話を紹介します。
誤ってミルク壺の中に落ちてしまったカエルの内、1匹は大人しく運命を受け入れ、じっとして溺れて命を落としました。
もう1匹は何とか出ようと必死でもがき続ける内に、ミルクがチーズになって蹴る事が出来て、壺から外に出る事ができました。
諦めないでもがいていると、自分が思ってもいなかった事が起こります。
わたしはあまり、『できない』という事を考えません。
経験として、積み上がったものがある一点を超えると、突然飛躍する事を知っています。
山奥で住み込みのバイトをしていたわたしが、30半ばからは年収が大企業平均を下回る事がなく、早期リタイアできました。
仕事が習慣だから、40代で早期リタイアできた
30代になってからは、仕事をするのが習慣化し、娯楽を兼ねていました。
意識が高いのではなく、他の遊びをあまり知らなかっただけです。
他人にとっては難しくても、自分にとっては娯楽になる仕事はあります。
わたしの場合は、データベースやプログラムが、パズルゲームのような娯楽でした。
キッチリとハマるとデータが整然として、テトリスをやっているようなものでした。
無駄な出費が抑えられる上に、会社の給料が上がっていきました。
無理に仕事を習慣化させない
早期リタイアの為に、今やっている仕事を無理に習慣化する必要はありません。
興味深いと感じられる仕事を見つけるのが先で、我慢して仕事をしても成果が上がりません。
わたしは営業職をやっている時は、目標未達で無理やり土日に出勤させられましたが、全く成果があがりませんでした。
それだけでなく、仕事をするのが嫌になってしまいました。
自分に合った仕事に就いてからは、勝手に仕事関係の作業をしても、苦になりませんでした。
まずは、自分の性質に合った仕事の正解を見つけてください。
40代なら、新しい生活を構築できる
定年退職した人が、退職金で今までやったことがない投資をして、お金を失う事がままあります。
60代で新しい生活をするのは、かなりハードルが高いと思います。
急には変われず、現役時代の日曜を繰り返すような、暇をつぶす生活になってしまいます。
わたしは40代でリタイアをして、自分にタスクを課して、新しい生活のリズムを作れました。
このブログを書くというのも、タスクの一環です。
40代は、新しいことを始める意欲が残されています。
今、勤めていて意欲がなくなってきた人もリタイアして一匹狼になると、再び意欲が若返ります。
わたしがそうでした。
独身だから40代で早期リタイアできた
結婚については、30代くらいまでは
『しなきゃいけない』
と思っていました。
動物が生きる理由は、自分の遺伝子を次代に継ぐことです。
同棲までは何度か経験していましたが、わたしの心が、どうしても一人でいる事を欲してしまいます。
同棲してしばらくすると、牢屋に閉じ込められているような気持ちになってしまいました。
別れの度に、刑務所から解放されたような喜びを感じて、
『どうも自分は結婚をしたくないようだ』
と悟りました。
人生のテーマが違う
付きあった人は
『人生にはイベントが必要』
という考えの人が多かったです。
しかし、わたしは人生はサバイバルだと思っていて、経済活動が安心感をもたらしてくれました。
わたしが余りに遊ばないので、相手がキレることもありました。
相手からしたら、恐らく山奥のお坊さんみたいに、退屈な暮らしに見えたのでしょう。
わたしは本格のお坊さんみたいに、静かな環境で自分の内面を深堀するのが好きです。
独りを好む性質の人
人口の1~2割は、独りを好む性質を持っているのだそうです。
『結婚願望は無いけど、子供は欲しい』
という言葉を、たまに聞いたりします。
人間だと教育資本の問題があるので、夫婦で育児をするようになっています。
本能的にも、社会的にも結婚・育児は、大人に求められる常識のようです。
わたしの場合、兄弟に子供が産まれてからは、『遺伝子を残さないと』という義務感が薄れました。
今は、自分の一生をじっくりと堪能して生きようという気持ちで、満ち足りています。
無限の自由を選ぶ
たぶん人間の幸せは、自分の子供が居て、暖かい家庭がある事だと思います。
その最上の幸せを諦めたのだから、自由くらい求める事は許されます。
異性と付き合っていた頃は、関係を維持するためのコストが色々とかかりました。
貯金のペースも鈍く、時には大幅に減る事もありました。
独身を決めてからは、貯金がキューブで増えていき、生活に不安がなくなりました。
今は朝から晩まで、完璧に自由です。
わたしのリタイア生活は、何の予定も入れないようにしています。
生活費が少ないから早期リタイアできた
先日、年金生活者の生活費のモデルを見たら、わたしの生活費の方が安くて驚きました。
特にムリして節約しているわけではなく、ちょっとした事で満足できる性質なので、コストがかかりません。
現役時代、ブランド物で身を固めた時がありますが、冷めてすぐにやめてしまいました。
贅沢な方向性を求めると、足りる事を知らずにエスカレートしてしまいます。
静かな生活をする事で、味覚や楽しいと思う感覚が研ぎ澄まされ、些細な事でも満足できるようになります。
身の丈以上の生活のツケ
30歳くらいで起業して、すぐに収入が上がった人がいました。
会う度に100万くらいの時計が増えたり、イタリアの車を買ったりしていました。
今の自身より上の生活をすれば、収入がついてくるのだそうです。
しかし30半ばで行き詰って、貯金を食いつぶして今は姿を見なくなりました。
地味な生活をしていたわたしは、資産を減らすことなく、40代で早期リタイアできました。
人生の帳尻は、後半で合うようになっています。
一時的にうまくいっている人の、派手な生活に騙されないでください。
身の丈以上の生活のツケは、利子がついて回収されます。
生活費が少ない安心感
早期リタイアをすると、貯金を何らかの金融商品にかえる必要があります。
お金というのは、世の中に利息があるため、ちょっとずつインフレをして、価値を下げていってしまうものです。
なのでわたしは、貯金を一部株に変えています。
すると、リーマンショックを超える暴落が起こりました。
含み損は600万円超でしょうか。
株価がゼロになる事もありえますが、そうなっても生活費が少ないので、生活を脅かされるような不安感はなく放置しています。
生活費が少ないと、リタイアも早い
早期リタイアする時に、生活費の想定をしました。
それで計算して100歳以上まで生きられるのでリタイアをしましたが、実際に生活すると想定よりかなり安く暮らせています。
あと何年か早めにリタイア可能でした。
年金生活者の電気代モデルを見ると、24時間エアコンを回し続けているのか?
と思ってしまいます。
たぶん、早期リタイアをしようと調べ物をしてこのページを読んでいる方は、過活動で浪費をしてしまうタイプではないと思います。
慎重な性格なので、自身が想定した早期リタイアの年齢より、実際は少し早めが可能だと思います。
人間は安定が最も幸福
お金が入ったら豪遊して、後に貧乏になる破天荒な人生は、彩り豊かなようで不幸です。
人間の進化の歴史は飢えとの戦いで、安定が幸せだと感じるようになっています。
山あり・谷ありの人生より、地味でも安定した方が幸せなのだそうです。
地味だとばかにされようが、最後までひもじい思いをしなかった人の方が、幸福度は高いです。
悲観的な情報に騙されない
人は危険を避けたいので、悲観的な情報に飛びつく習性があります。
だからメディアは悲観的な情報ばかり流します。
情報収集をする真面目な人ほど、早期リタイアが不可能という情報ばかり拾ってしまいます。
バブル崩壊後を
『失われた20年』
と言ったりしますが、わたしは何も失っていません。
それどころか、早期リタイア資金を積み上げていきました。
『失われた20年』と言い出したのはA新聞で、新聞社にとっては失った物が多かったのでしょう。
そういう悲観的な情報に振り回されて、自身の人生を不安に満ちたものにしないよう、注意してください。
わたしのような学歴・職歴でも、日本では早期リタイアが可能です。