フリーターから就職してシステム会社に就職して、指示された事をこなしていた時はせいぜい200~300万円の年収でした。
そこは下請け的な会社で、低レベルな作業ばかりだったのですぐに辞めました。
その後、独学でプログラミングを勉強しなおして何度か転職して、30代で年収1000万円(賞与は別)に達する事ができました。
100歳以上まで生活できる資産を一気に築くことができたのは、プログラミングを勉強して論理的な思考力をつけた事が大きいです。
論理はこの絵のように、ただ結果からやることを考えたりするだけの簡単な事です。
プログラミングも難しいように見えて簡単です。
一言でいうと『ものすごく不器用な人に指示を出す』です。
一度設定すれば、あとは機械がつまらない作業を正確にやってくれます。
自分の代わりに働いてくれるクローンを作るようなものです。
そのクローンが働いてくれた分だけ、年収が上がりました。
※スクールのアフィリエイト記事ではないです。経験上、独学で十分だと思っています。
プログラミングで年収が上がる理由
プログラミングで稼げるのは、システム開発会社だけではありません。
むしろ、他の業界で使った方が年収が上がりやすいです。
わたしの経験はIT系の広告運用の仕事で、効果データをまとめる人たちの仕事を機械化したところからスタートしました。
それまでは人がスゴイ速さでキーボードのショートカットを使って、効果データをエクセルにまとめていました。
担当者が月曜に作業を始めて、金曜日になってようやく前週までのデータが完成します。
これだと遅いしデータも古いので、機械化できないか考えました。
他部署の仕事を引き取る事で、自分の年収が上がる
プログラミングが出来たとしても、お金に繋がる活用をしなければ年収は上がりません。
わたしは効果データをまとめる人たちの仕事を見て、自動化できると判断して仕事を引き取ろうと思いました。
ですが反発を受けたりして人が辞めて、ちょっとピンチに陥りました。
その事で当初は半自動化で済ますつもりが、一気に全自動化まで進んで作業者が不要になりました。
すぐに全自動化できたのは半自動のプログラムを作った時に、すでに全自動の設計を考えていたからです。
臆病で先の先を考えないと不安な性質な人は、プログラミングが向いています。
こうして人員を減らした分が、わたしの給料に反映されました。
この時に上がった給与額は数万円でしたが、しばらくしてすぐにまた昇給しました。
新しい事は反発を受けます
プログラムのように得体のしれないものを使う事は、既存社員の反発を受けやすいものです。
仕事を引き取るアプローチを間違えると、やっかいな対人的な問題に発展しやすいです。
原始人の前でいきなりライターで火を付けた時を思い浮かべてください。
怯えからくる敵意を向けられます。
だから新しい事をやるなら相手が混乱している時や、問題解決できなくなってこちらに助けを求めてくる時がベストです。
自分以外の全員が新しい方法に否定的なら、その会社は出た方がいいかも知れません。
ただ転職するだけでは給料はあがりません
わたしは転職を繰り返して年収を上げてきましたが、ただ転職をするだけでは給料は上がりません。
わたしはプログラミングだけではなく、現場の仕事を色々経験しました。
等価交換の法則というか、給料が上がるには自分に相応の価値が必要でした。
現場の仕事をどうプログラムに落とし込むのかがわかっていくと、最終的にどこでも作業人員を減らせました。
アナログな作業が多い会社はおいしくて、割と簡単に効率化できました。
人件費が浮いた分は明確なので、すぐにわたしの給料に反映されました。
このパターンで全体的に仕事を再構築していって、人手をどれくらい減らしたかわからないくらいでしす。
その評価で給与だけで年収1000万円以上になり、業績連動のボーナスを入れると倍前後の年収になりました。
プログラミングは実地での勉強が第一
わたしは商業高校だったのでプログラミングの授業がありましたが、教師によって教え方がわかれました。
一方はとにかくパソコンに触らせる授業をして、もう一方は教科書で教える時間が多い授業です。
その結果、とにかくパソコンに触らせる授業を受けた方の生徒が、圧倒的にできるという結果になりました。
プログラミングの学習で本を買って読むより、実際の仕事で試した方が覚えが早いです。
具体的な勉強方法については、別途書いていきたいと思います。
内向的な人が年収を上げるのに最適
声が大きい人と一緒の職場だと、内向的な人って結構びんぼうクジを引かされる事が多いと思います。
ですがプログラミングは内向的な人が強いです。
神経が細かくてクヨクヨと反省するところなんかは、プログラムを組むのに最適な性格です。
内向的な人は人脈とか一発逆転を狙いようなタイプではないので、勉強と実践でコツコツと自分の能力を高めていく方があっています。
わたしはプログラミングのおかげで早期リタイア資産ができて、刺激は少ないですが平穏な時間を手に入れる事ができました。
プログラミングは理数系でなくてもできます。
一般的な会社で使うものを作るなら、理数系というより気が利くかどうかの方が大事です。
WEBサービスとかで、ものすごく使いにくいシステムにあたった事はないですか?
あれはプログラミングは出来るけど、他人の使い勝手を思い描く事ができない人の作品です。
そういうプログラムはソース(プログラムの文)の書き方が優れていても、人に使われなくなるので意味がないです。
他人の顔色を伺う人とか、じっくり深く物事を考える内向的な人なんかが向いています。
NASAで軌道解析に使うプログラムでもない限り、理数系でなくても便利なプログラムを作る事ができます。
上司に相談しても無駄な理由
社会人は
報告・連絡・相談(ほう・れん・そう)
が基本みたいな事を習わされますが、わたしの経験上は無駄に感じました。
上司はあまり新しい事をする意欲がなく、知識もありませんでした。
改善を事前に相談すると否定的な意見が返ってきて、その上で強行したら感情的な軋轢を生みます。
だからプログラムを勝手に作って実戦投入し、ものすごい速さで仕事を終わらせる実績を見せる事で、反対意見を封じました。
最初に改善したのはあまり大きくない会社でしたが、上司よりも損得で考えてくれる経営者に直接説明した方がスムーズでした。
プログラミングが難しいという誤解
機械への指示の出し方が人間の時とは違うので最初は戸惑いますが、仕組みが分かれば簡単です。
人間に対しては、
「そこの醤油を取って」
で指示が伝わりますが、機械には
▼
下に降ろして
▼
醤油を掴んで・・・
というように、具体的に一つ一つ指示する必要があります。
UFOキャッチャーに指示を出すようなものと思ってください。
人の作業は信用できない
前述のネット広告会社で、人の作業の当てにならなさを痛感しました。
間違いが多いし休みで効果データが上がってこない事もあって、広告運用の仕事がやりにくかったです。
それにデータを催促すると、その部署の上からものすごく怒られて
「どんだけ大変か自分でやってみろ」
と威圧的に言われました。
その後、その仕事を引き受けてプログラムによって一瞬で終わらせるようにしました。
それからは毎日確実に効果データが上がるようになり、本業の広告の仕事に打ち込めました。
プログラミングで論理思考が身につく
論理思考とは何かと言うと、最短距離で終わらせる方法を考えられる能力の事です。
だからプログラム以外の仕事であっても、従来よりいい形に組み立てる事ができます。
例えば建築関係などの工程を共通化したりだとか、スケジューリングだとかを最適なものにできます。
やみくもに体を動かすよりも、フローを設計した方が稼げます。
それに長く働くなら体力の低下を補うため、頭を使う仕事の仕方にシフトしないと厳しくなっていくのではないでしょうか?
わたしの勉強方法を下記にまとめたので、よければ読んでみてください。
システム設計(難しくないです)についても書きました!