一般的なイメージの危険人物は、人相や恰好でわかりやすく見分けられるので避ける事は容易です。
しかし会社の中の危険人物は、周囲に紛れてごく普通の同僚としてあなたの隣にいます。
そして彼らはターゲットを探すために無作為に信号を発し、それに反応する優しくお人好しな人を見つけて距離を縮めてきます。
ターゲットになった人は様々な社会的な不利益を被る事になります。
最悪な場合、結婚をしてしまい仕事もお金もそれまでの人間関係も全て失うことがあります。
真面目にやっていても破滅する人がいるのは、会社で付き合う人を間違えるからです。
会社内という無防備な場所で、危険人物を見抜く方法です。
彼らの特徴は
・いきなり重い話をする
・二者関係に持ち込む
です。
危険人物は加害的な雰囲気を出さない
加害的な雰囲気とは、街のチンピラのように周囲を威嚇したわかりやすいサインの事です。
では会社の危険人物は、どういう特徴があるでしょうか?
それは、
『かわいそうな人』
を装っていることです。
関係性が近くないのに、いきなりDVや病気の事を打ち明けてきます。
こういう話を自分の痛みのように聞いてしまう人が、ターゲットにされます。
優しければ何でも良いというわけではありません。
大人はちゃんと、付き合う人の品定めをしなければなりません。
危険人物はいきなり重たい話を持ってくる
危険人物の見分け方として、いきなり重たい話を持ってくる点があげられます。
自分がいかに不運でこんなひどい目にあってきたという事を話して、ターゲットの良心に訴えかけてきます。
この話をすぐに信用しないで、客観的に
『この関係性で言う話か?』
と距離感を考えて、おかしいかどうか判断しましょう。
危険人物はいきなり距離を詰めてくるような話をして、ターゲットをロックオンして異常な行動をとります。
ターゲット以外には普通に接するため、異常性が発覚しにくいのが街のチンピラとの違いです。
重たい話をされた時にしっかりと一線を引いて、『大変ですね』と返すくらいにしましょう。
身の上話の特徴
危険人物の身の上話は、100%自分が被害者になった話をします。
都合よく改ざんされていて、全てが相手のせいになっています。
危険人物は他人の気持ちを理解できない者が多いです。
自分本位の考え方しかないので、一方的に受益者にならないと心の底から憤慨します。
当然、社会に生きていたら自分だけが優遇される事はないのですが、それを理解することができません。
彼らは常に『不当な扱いを受けた』という不満を溜めながら生きていて、その思いをぶつけるターゲットを探しています。
会社の危険人物にターゲットにされるとどうなるか?
危険人物とターゲットの二人だけの関係性を築くために、ターゲットの人を孤立させます。
危険人物は印象操作が非常に巧く、周囲にターゲットが白い目で見られるような話を広げます。
ターゲット自身には、危険人物の事を見捨てたらそれがいかに非道な行いであるか刷り込みます。
優しいお人好しは危険人物と距離を置く事に罪悪感を覚え、良心を人質にとられて二者関係を断ち切れなくなります。
人物コントロールの手口
ターゲットを孤立させるだけでなく、正常な判断力を奪うようにします。
具体的には眠らせたり休息をとれないようにします。
危険人物は会社でターゲットを見つけると、一晩中電話で話をしたりしてターゲットを眠らせないようにします。
待ち合わせに必ず遅れたり、ターゲットが自分以外に費やす時間がなくなるようにします。
危険人物に憑かれた人が破綻すると、周囲の人は
『どうして関係を断ち切らなかったんだ?』
という疑問が浮かびますが、当事者は正常な判断力を奪われて、閉鎖的な二者関係に追い込まれているから逃げられないのです。
危険人物に会うと、全てを失う
無茶をして破綻する社会人がいますが、優しい人が破綻するのは危険人物の相手をするからです。
二者関係に持ち込まれて、孤立して会社も辞めさせられ、友人関係も破壊されて危険人物と二人だけにされます。
金銭的にも全て失い、無価値になると危険人物は別のターゲットを求めて離れていきます。
こういう事例が増えてくるとそこに共通項が見つかり、一般人に見えて他人を破壊する危険な人の存在が知られるようになってきました。
会社は無防備な状態
人は危険な地域に足を踏み入れた時は警戒をしますが、自分の会社ではホームのように油断をした状態です。
その中で、一見あぶない人に見えない人物に目をつけられて、付きまとわれてしまいます。
彼らの目的はお金よりも、執着にあります。
赤ん坊が母親の愛情を欲するかのようにターゲットの全てを欲して、結果的に破滅させてしまいます。
お金が第一の目的でない分、非常にやっかりです。
会社にはこういうタイプの危険人物が紛れているので、公私の線引きをしっかりとした方が安全です。