昔は営業の基本は電話だ、みたいな風潮があり受話器をテープで手に固定して、営業に一日中電話をさせる事があったそうです。
そこで得られるスキルは、相手が嫌がって電話を切ろうとするのを強引に粘るという迷惑行為です。
人が嫌がることをしていると、その因果は必ず巡ってきます。
今の若い人のコミュニケーションツールは、SNSやLineが主流です。
今後、この世代以降に電話営業は通用しません。
電話営業のメインターゲットは固定電話世代のお年寄りで、この数は減っていきます。
新しい世代は固定電話を使用しません。
若者や子供の行動を見ていれば、これからオワコンになっていく業種がわかります。
電話営業は迷惑行為
どこからか入手した電話番号を基に、電話営業の業者は片っ端から電話をかけます。
電話番号は本人の意思に反して、勝手に売買をされたものです。
この時点で迷惑行為ですが、さらに日曜の夜間や平日の昼間という時間を狙って電話をかけてくるのも迷惑です。
普通、日曜の夜に電話などトラブルがあった時でないと掛かってきません。
電話が鳴るだけで不安な気持ちになってしまいます。
そこを狙って、日曜の夜が電話が繋がりやすいというデータを基に、営業電話をかけてきます。
電話が鳴るだけでも迷惑ですが、更に切らせないようにしゃべりまくります。
頑張るほど皆が迷惑する行為は、仕事とは言えません。
電話はセキュリティホール
老人に対して、自治体はオレオレ詐欺対策として留守電を推奨しています。
電話は詐欺に対して何の抑止対策もなく、セキュリティホールという扱いになっています。
安全上の穴があるという意味で、まともなツールではないので使用を控えましょうということです。
スマホにかかってくる営業電話は番号を確認しやすく、パソコンの前にいたらそのまま番号検索できます。
今は電話番号で検索をかけると、その番号がどういう内容なのか情報が載っています。
掲示板形式で、電話に出た人がどういった内容かを教えてくれます。
見知らぬ電話番号を調べると、『不動産営業なので出る必要なし』といった情報が見れます。
しつこくかけてくるので、その場で着信拒否に登録してしまいます。
こういう対策をされる電話営業が、まともな仕事のワケがありません。
銀行からの営業電話
営業電話がオワコンなのは、銀行からの電話でもわかります。
口座の残高が千万単位になると、銀行から電話がかかってくるようになります。
銀行の電話番号なので、何かトラブルがあったと思って出ると、営業の電話です。
顧客に良い話を持ってくるのではなく、銀行が手数料で儲けるための話を持ってきます。
そこまでしなければならない仕事は、もはや斜陽産業に入りつつある業種だという事を意味します。
銀行が持ちかける投資信託という商品は、顧客の資金を銀行が投資運用をするものです。
儲かれば顧客に還元されますが、損をする事もあります。
銀行は運用を成功しても失敗しても、運用の手数料を受け取るので必ず儲かります。
銀行は信用性が高いイメージを使って、投資信託を売っています。
銀行に預けておけば利息が付くというイメージから、投資信託も安全だと勘違いしている人を探して電話します。
銀行が信用ならないというイメージになったら、営業電話もおしまいです。
そういう仕事しかない業種もオワコンです。
老人を騙すような営業電話が仕事と言えるか
スマホしか持っていない若者は、知らない番号を無視します。
掛かってくる電話は大抵、ロクなものではないと知れ渡っています。
ではなぜ、未だに電話営業をするかと言えば、騙しやすい老人が出るためです。
そんな仕事にしがみついていて、数年先まで大丈夫なワケはありません。
人生で失敗する人は、目先の100円を手に入れようとするので、一万円を手に入れる事ができません。
時代に合わない無理な営業数字を挙げられ、必死で努力をした挙句に仕事がなくなっていきます。
労力をかけても、方向性が間違っているのでマイナスの方向に全力で進んでしまいます。
ハガキの次は電話がオワコンです
会社に営業電話が多いので、シャットアウト
新社会人に割り当てられる事が多いのが、電話の受態業務です。
「お電話ありがとうございます・・・」
で受け取って、担当に転送をするものです。
経験した人ならわかると思いますが、業務を中断されて出ると、殆どが営業電話です。
会社が求人広告を出せば、それを見た求人や人材紹介の会社から鬼のように営業電話がかかってきます。
無駄だし、社員には本業に注力してほしいので、電話の受態業務を全部外注に回して、営業電話はシャットアウトしました。
ホームページに電話番号自体を記載していない会社も出てきたので、電話営業に発展性はないように思います。