転職で年収アップしたけど、希望年収なんて言った事がない

交渉 年収アップの方法
希望年収を伝えるのは、何か気が引けるのですが・・・
年収を上げるのに、交渉は必ずしも必要ではありません

転職の時に会社と年収の交渉をするのは、結構な度胸が必要なのではないでしょうか。

予告ホームランみたいなもので、絶対に給料以上の儲けを会社にもたらしますという宣言です。

 

わたしなら緊張で力が出せずに終わってしまいます。

こういう交渉はアメリカ的なドライさを感じさせますが、日本はまだそこまでドライじゃないような気がします。

 

娘の彼氏が家にきたら、自分の事を

 

「ジャック(下の名前)と呼んでくれ」

 

みたいな父親は、日本ではまだ少ないと思います。

お金に関する感覚も、

 

(いきなり金の話か)

 

と思う人が多いのではないでしょうか。

希望年収の交渉をしなかった結果、どうなったのかを書いていきたいと思います。

 

転職で年収アップしたけど、希望年収なんて言った事がない

万年人材不足気味のベンチャー業種に就職して、数回の転職を経て、最終的には賞与を除いた年収でも1000万円以上になりました。

 

賞与は多い時で20ヶ月分とかだったので、出し惜しみは一切ないように思いました。

逆に賞与が300万円くらいの頃に、多すぎて怖いので減額の交渉をしたくらいです。

 

日本的なウェットな交渉の末に結局は300万円に決まったので、以降はグダグダと交渉するのは迷惑になると思い、言われたまま受け取るようになりました。

終始一貫して、引きの交渉(?)でした。

 

希望年収の交渉より大事なこと

交渉力より、会社の代表が健全な人間かどうかを見抜く方が重要です。

低俗な会社の代表だと、お金を払う方が偉いのだという歪んだ認識を持っています。

 

こういう代表と一緒に働いても、経済的な恩恵を受ける事は少ないでしょう。

人格者というのは、複数の人格が発達しています。

 

ただ優しいだけでは会社のかじ取りはできず、論理性や行動力など多くの気質を兼ね備えた人が優秀な経営者です。

 

ベンチャーだったので若くして独立した人も多いのですが、少しお金が入ると外車や高級時計に走る人は、30半ばで力尽きてしまうのを多く見ました。

 

行動力のみに偏っていたため、歳を取ると行き詰ってしまいます。

夜遊びとか落ち着きがないとか、そういう特徴が出ているので観察してみてください。

 

営業系の人の転職時の交渉

パーテーションしかないような会社で、営業系の人が交渉で

 

「〇万円以上」

 

という希望を明確に言っているのを聞きました。

 

(ああ、交渉ってこんな風にハッキリ言うのか)

 

と思っていました。

入社後、その人は思ったように仕事が進まず、居心地が悪くなったのか半年もしない内に辞めていきました。

 

営業系の人は先に希望を言って、それを発奮材料にして頑張るという面があると思いますが、自分とは社会人として種類が違うように思えました。

 

転職時の交渉で、自分とは違う人を参考にしない

堀江貴文氏は多動力の本を出したりしていますが、それを真似できるのは堀江氏と同じタイプの人のみです。

 

多動のタイプでも、堀江氏の場合は論理性も高い特徴があります。

大学は余裕で東大である事もそれを物語っています。

 

論理性の高さは様々な行動の選択でも見受けられ、時折、無情とも思える発言をするのもその一つです。

 

単に多動の人が堀江氏を真似ても、論理性が足りずに失敗の山を築くのではないかと思います。

希望年収の交渉もそれと同じで、予告ホームランをする人を真似ても、アベレージヒッターの人は成功しません。

 

誠実な世界なら、年収は後からついてくる

時給350円で外国人技能実習生を働かせる会社は、日本からなくなって欲しいと思います。

単に道義的な思いだけでなく、こういう会社が存在すると、その価値観が広がってしまうからです。

 

わたしは給料以上に働くつもりでやって、会社はそれ以上の年収を返してくれました。

これは相互で誠実な関係を結ぶことができたためです。

 

IT系で働きましたが、わりと『縁』みたいなものを意識していました。

奴隷労働を強いる会社があると、社会に相互不信の悪縁が広がっていってしまいます。

 

ヘッドハンティングで年収が半分になる条件でも転職

人材不足のベンチャーでは、ヘッドハンティングと言っても大したものではなく、転職のお誘いレベルのものでした。

ヘッドハンティングの場合、普通は年収アップのために転職を決める人が多いと思います。

 

しかしわたしは年収が半分になるものの、新しい経験を買うつもりで誘いを受けて転職をした事があります。

 

経験もそうですが知り合う人の幅も広がって、後の財産になりました。

お金を前面に出した転職ではなく、内向的な人間には地道な転職の方が性に合っています。

 

非営業系の働き方

 

給与交渉をした経験

給与交渉をした経験が一度だけありました。

フリーターをしていた時代に、社員に日給を上げてもらうお願いをしました。

 

交渉と言うより、子供がお小遣いの値上げをねだるようなものです。

社員と言っても歳が近くて、友達に近い感覚です。

上げてもらう理由が、

 

「前回の昇給から半年たったので」

 

という、在職期間を根拠にしたもので、かなりおかしな考えだったと思います。

それで上がったのが、日給500円とかなので、金額的にもお小遣いです。

 

投資は本業ほどは儲けられず