今まで転職先に嫌な人がいた確率は、ざっくり言うと2割くらいです。
これは全部の会社の平均なので、全ての会社に2割居たというわけではありません。
嫌な人の度合いと発生率は
が大きく影響していました。
嫌な人が理由の転職は1回だけで、それも会社員初期の弱い立場での事でした。
転職先に嫌な人がいる確率
嫌な人の生息域というのは、自浄作用が働かないどんよりした場所にいます。
川でいったら水の流れがあまりない、淀んだ場所です。
そういう淀みを避ければ、嫌な人との遭遇を減らせます。
それともう一つ大事なのが、嫌な人と気質が合わない人は違うという事です。
自分の気質と合わない人を嫌いがちですが、働く上では補完関係になりやすいです。
例えばわたしが苦手な営業を、わたしと異なる気質の人がやってくれました。
無論、社内でリズムが合わないことはありましたが、そのギャップがあったとしても相互で得意な作業を分担するメリットはありました。
それに対して嫌な人は他人に害悪を与えるだけで、一緒に仕事をするメリットはありません。
嫌な人が多い環境と特徴
嫌な人は基本、行き詰った会社にいます。
そこではエネルギーが外部に向かわず、内部に向かうので悪意が増幅されます。
過去に嫌な人が多かった会社には、こんな特徴がありました。
(1) 行き詰った会社
(2) 誰でも入りやすい会社
(3) 嫌な人は年齢と共に増える
嫌な人は行き詰った会社にいる
成長している会社では意識は外部に向く事が多いので、内部で非生産的な事をしているヒマがありません。
しかし成長が止まった会社の場合、行き場を失った社員のエネルギーは社内に向きます。
給料も上がらず発展もしない会社では、性格が悪い人は誰かに嫌な思いをさせて、相対的に自分が幸せだと感じたがります。
誰でも入りやすい会社に嫌な人が多い
嫌な人というのは、人格的に問題がある人の事です。
世の中には一定数、『性格が悪い』では済まないレベルの人がいます。
性格の病と評されるパーソナリティ障害というもので、少しでも関わると恨まれたりします。
そういう人は色々な会社で問題を起こすので、転職を経る内に誰でも入れる会社にしか入れなくなります。
入りやすい会社というのは仕事と給料が見合っていない会社で、社員が残らないので常に募集をかけています。
就活に苦労するとこういう会社を選んでしまいがちですが、そこには『嫌な人』というリスクが潜んでいます。
嫌な人が年齢と共に増える理由
若くても嫌な人は居ますが、よりドロドロとして嫌な度合いが強まるのは中年以降です。
若い頃には脳の前頭葉の働きによって、社会と折り合いがつくよう抑えが効いています。
歳をとると共に前頭葉の機能も衰え、その人の地が出やすくなります。
ご近所トラブルとかを見ても、中年以降が多く見られるのはこのためです。
歳をとって生活が行き詰った不満
嫌な人には誰も寄り付かなくなり、経済状態も悪くなります。
人の気持ちを汲み取るアンテナがないので、他人が『嫌だ』と思う事が理解できません。
だからますます、どこのコミュニティからも受け入れてもらえなくなっていきます。
そうやって積もった不満を、自分より下の立場の人にぶつけてきます。
転職したての頃はターゲットにされやすいですが、キレるより一時の辛抱の方が有効でした。
嫌な人の末路
嫌な人というのは、他人の悪口に長けています。
根も葉もないうわさ話を流して他人を落とし、一時的に優越感に浸ります。
しかし最終的には破綻していきます。
感情の中で悪意が多くを占める人は、不信感が思考の基本になっています。
だから他人を遠ざけるような嫌な行動を選択し、孤立していきます。
すると他人に向けていた毒気が行き場を失い、自分自身に向けて自滅していきます。
嫌な人がいたら環境を変える
嫌な人が居る会社は、人事がまともに機能していません。
嫌な人間が周囲に与える影響を考えると、経済的な損失が発生しているはずです。
採用コストをかけているのに、人が辞めてしまうだけでも大きな損失です。
これを放置するようなボンヤリした会社が、10年もつとは考えにくいです。
嫌な人を変えることはできないので、遭遇したら転職で上の環境を目指すキッカケにしてください。
経験上、仕事にハリがあって給料も上がる会社では、嫌な人を見かけませんでした。