これを読んでいる方の中には、夏季休業や正月休みの後半になると、昼夜逆転寸前まで生活リズムが乱れてしまう人もいるのではないでしょうか?
早期リタイアなんてしたら、さぞ自堕落な生活になってしまうと思うかもしれませんが、意外とそんな事はありません。
会社勤めの人が昼夜逆転になってしまうのは、ストレスが原因です。
日曜日を終わらせないために、できるだけ長く起きておこうと粘って就寝が2時3時になってしまいます。
朝も決まった時間に起きる事にストレスを感じているので、休日に寝過ごす事を快楽として楽しんでしまいます。
その結果、生活リズムが乱れて日中の時間帯を有効に使う事ができなくなります。
早期リタイアしてもやる事があれば生活は乱れない
定年退職した人が陶芸やそば打ちを始めても続かないのは、慣れない事を始めるからです。
今まで仕事をしていたのだからと、真逆の方向に進もうとすると身体が拒否反応を示します。
現役時代に陶芸もそば打ちも、体験教室で一度くらいやった事があったとしても、毎日やろうとした途端に無理が生じます。
定年退職でもそんな感じなので、早期リタイアはもっとギャップを感じてしまいます。
早期リタイアしたら自分にタスクを課す
早期リタイアしても仕事に近い事をすれば、無理なく生活リズムの乱れを抑えられます。
せっかくリタイアしたのに勿体ないと思うかも知れませんが、誰かに課せられた仕事と自分で決めるタスクは全く違います。
会社の仕事で苦痛を感じる部分は、選択肢が無い状態でタスクが決められてしまう事にあります。
人間は選択肢の無い状態を危機に感じて、ストレスが溜まります。
自由に選べるタスクの中から自分で選ぶと、毎日充実して過ごせます。
早期リタイアしてどんな生活リズムか
朝は太陽が明るくなる時間に起きるので、夏場は5時前後で冬場は6時台に起床します。
目覚まし時計で睡眠のリズムを切られる事無く、自然と目が覚めるので気持ちが悪くなったりしません。
横になったまま朝のニュースを見る事もあれば、すぐに朝食を作り始める事もあります。
朝食は1時間以上
電車通勤をしている人は、朝の朝食はどれくらいでしょうか?
5分10分という方もいると思います。
朝起きてタッチ・アンド・ゴーのように朝食をとって、すぐに駅に向かった記憶。
それがあるので、朝食にたっぷり時間をかけることで、早期リタイアの自由を満喫しています。
食後には飲み物とデザートを食べながら、一日のタスクに向かい気持ちを作っていきます。
食事は作るのが面倒なので2食
外出しない限り、一日三食も必要ありません。
自炊で安く美味しいものを作ろうと思うと、二食が限界だし、食べすぎにもなります。
コスパを考えて料理を作ると言うのも、仕事のようでタスクとしてはやりがいがあります。
マックのハンバーガーが110円ですが、自作で美味しいのが70円くらいで作れるようになりました。
コスパの問題をクリアできると、早期リタイア生活に安心感が生まれます。
昼寝は一日を1.5倍有効に活用できる
現役時代から場所を見つけて昼寝をしていましたが、早期リタイアでも昼食後に昼寝をしています。
昼寝の効果に関してはイギリスのチャーチルが有名で、常時頭が働いていたのは昼寝のおかげでした。
昼寝は30分程度で頭がリセットできます。
トレーニングで疲労がたまっている時は1時間くらい寝てしまいますが、それによって体調は安定しています。
寝る時間を自由に決められるというのも、贅沢な生活です。
雨が降ったら外に出ないでいい
早期リタイアの人が持っているのは、自由な時間です。
もし雨が降ったのなら、予定を次の日にズラせばいいだけです。
雨の日の出勤が憂鬱なのは、本来雨の日は外に出ないのが自然だからです。
お金を使うのではなく、時間をかけることで深い満足感が得られます。
会社勤めをしていた時は、時間のストレスからお金を使う事がありましたが、今は逆です。
コスト削減という実利があると、達成感があっても楽しくタスクをこなせます。
ニートの生活リズムが狂う理由
無職・ニートは一日をなるべく早く消化しようとします。
皆が起きて会社に行く時間に寝入って、夕方頃に起きれば一日をほぼ消化できます。
他人の息遣いが消えた夜中に行動をする事で、社会を感じないで済みます。
しかしそれは無間地獄のようなもので、明日も明後日も続くので苦痛な事です。
自由なだけだと苦痛
夏季休業などと違って、早期リタイアに休日の終わりはありません。
自由というのは補助線の引かれていないノートを渡されるようなものなので、自分なりの規律を作らないと虚しい日々になります。
若くして富と名声を得た人が、その後に目標を失って変なものに手を出してしまうという話があります。
自由というのは一歩間違うと無間地獄のようになってしまうので、早期リタイア直後は自分に仕事を課すことをオススメします。