【朗報】内向的な人の娯楽にお金はかからない

内向的な人の仕事・生き方
旅行や遊びをしないと、虚しい人生ですか?
そういう情報に振り回されて、破綻する方が虚しい人生です

世の中にあふれる娯楽の情報は、外向的な人に向けたものです。

外向的な人というのは積極的に外部刺激を求めて、それを取り込んで成長をしてきました。

 

その方が手っ取り早いので、内向的な人よりも早い段階で何かしら形にできます。

こういう人が

 

「お金は使えば使うだけ戻ってくる」

 

と言いますが、当てはまるのは外向的な人だけです。

内向的な人は芯がしっかりとしているので、外部刺激に左右されたりはしません。

 

内向的な人が幸せを感じるのは、『平穏無事』という事に尽きます。

無理にお金を使っても、疲れるだけです。

 

【朗報】内向的な人の娯楽にお金はかからない

世の中の娯楽情報には

「楽しまないと損」

 

など、遊ばない人を煽るメッセージが多いです。

自分が楽しければそれでいいのに、なぜ遊ばない人を煽るのかと言うと広告だからです。

 

別にやらなくても損だという事はありません。

 

外向的な人は動き続けないと生きられない

サメが泳ぎ続けるのは、止まると呼吸ができないためです。

行動的な人も動き続けないと生きられないから、無駄に動き回っているだけです。

 

それだけならいいのですが、行動より思慮を重視する人をダメ人間扱いするのが納得いきません。

長いスパンで観察していると、外向的な人は早くに頭角をあらわしますが、後に破綻して周囲を巻き込む事が多いです。

 

例えば20代で会社を設立して、

 

「遊びが仕事」

 

みたいな事を言って、派手に遊ばない人をちっちゃい人物のように扱います。

そういう人は後に35歳~40代前半くらいで派手に倒産して、債務を残したまま逃げ出します。

 

なのに、失敗部分は無視されて、行動的に遊ぶ人が正解みたいな情報だけが残ります。

 

人生山あり谷ありは失敗の人生

色々な経験をするのが人生の喜びのように思われていますが、人類の歴史からすると間違いです。

人類はひたすら、安定して食料を得て眠れる事を求めてきました。

 

マンモスを追って転々としていた生活から、農耕に切り替えたのも、安定を求めての事です。

一時的にお金を持って遊びまわって、後に破綻して貧しい生活をするというのは、人類にとって最悪のことです。

 

孤独な時間に自分を高めて、最小限の人と付き合う

社交的を売りにする人は、とにかく大勢の人と会いたがります。

しかし、薄っぺらい人が多くの人と知り合っても、何も生まれません。

 

顔が広くても、いざとなったら助けてくれる人がいないトモダチ5000人の人などが良い例です。

孤独な時間に自分を高めて、それからの方が良い人と付き合えます。

 

ニーチェも『孤独が人格を磨く』と言っている

人は孤独な時に自分の問題が浮んできます。

ダメな人は問題から逃れるために人と会って酒を飲み、遊びまわります。

 

彼らは自分が逃げた後ろめたさから、孤独な人を嘲笑します。

孤独と言うのは、それを高めていけば孤高となります。

 

ニーチェが人の真理を突いた言葉を多く残せたのも、人と群れる事を嫌ったおかげです。

大金をかけて遊びまわるのは、自分の問題から逃げるための行為なので、褒められた事ではありません。

 

外向的な人がクラブ好きな理由

大ボリュームの音楽や明滅する照明は、そこに立っているだけで強い刺激を受けられます。

外向的な人は、そういう他力本願な刺激が大好きです。

 

その場に参加するだけで、特別な努力を必要としない娯楽が好きな人は外向的と言えます。

そういう人は自分の稼ぎ以上にお金を使う傾向があるので、10年くらい観察していると破綻する人が多いです。

 

遊ばないと損だという価値観は、彼らが自己肯定のためにバラまいているだけで、内向的な人は気にする必要はありません。

 

内向的な人に向いた娯楽

大勢と一緒にワイワイ楽しんでも、解散したら無に戻ります。

だから社交的な人は常に人と一緒にいたがり、独りの時には単なる薄っぺらい人物になります。

 

内向的な人の楽しみは、自分と向き合いジックリを高めていくようなものが向いています。

 

読書をものにできる

読書は活字を自分の脳で映像化するため、追体験をする事ができます。

他人の影響を受けにくい内向的な人でも、自分の想像力を介する事で、スッと入ってきます。

 

人生が変わるほどの出会いは、何も遠くのリゾート地に行かなくても本の中にあります。

ジッとしていられない外向的な人が得ることができない知見を、内向的な人はどこでも得ることができます。

 

トレーニング

内向的な人は自分の身体を高める事でも幸せを感じられます。

ジムに通ってもいいし、ジョギングや自重トレーニングだけでも満たされます。

 

外向的な人は道具を使ったアクティビティや他人がいないと楽しめないですが、内向的な人は一人でも充分に楽しめます。

 

外向的な人は一人でいる人を『ぼっち』と呼んで嘲笑しますが、それは自分が一人でいる事が耐えられないので、一人でいる人は不幸だと優越感に浸っているためです。

 

一人でいる事に耐えられない人は、独立した大人とは言えません。

 

 

結構、お一人様の社会になってきた

飲食店では一人用の席が増えてきましたが、働く事に関しても変化してきました。

個人事業主と企業を結ぶサービスが増えてきて、働き方が多様になってきました。

 

会社にしがみついていれば何とかなる時代ではなく、個人力を高めて職場を渡り歩ける能力が社会人の生存力につながります。

 

頭で考える仕事が増えているので、そういう時に深く思考する癖がついている内向的な人は有利です。

『ぼっち』とネガィブな呼ばれ方をしても最終的に生き残れるのは孤独に耐えられる人です。