リタイア生活が寂しいと感じる人・感じない人の違い

早期リタイア

定年退職した人の生活が寂しいとか不安を煽る情報ばかりです。

しかしわたしは早期リタイアして生活していますが、寂しいと思った事がありません。

 

むしろストレスフリーで快適です。

外交的で自分の感情を他人に依存してきた人は寂しがり、内向的で自立している人なら寂しさは感じません。

 

寂しがる人は外交的で声が大きいので、寂しいという情報を発信して他人に何とかしてもらおうとします。

 

だから世間では

リタイア生活 = 寂しい

というイメージが広がっています。

 

寂しくないという人もいるはずなんですが、あまり情報がないのは、寂しさを感じる人とは逆に声が大きくないからだと思います。

 

経験上、自分の問題を他人に被せてきたような人が、

「寂しい」

と言いがちです。

 

早期リタイアに興味がある人や、定年退職後の生活のシミュレーションをする方の参考になれば幸いです。

内向型はリタイアしても寂しくない

内向型は

・一人を好む
・楽より苦がない事の方が重要
・静謐(せいひつ)が心地よい

 

という、リタイアに適した性質をしています。

寂しいという感情は、他人に依存して生きてきた人が抱きます。

 

内向型の人は自己完結できるので、周囲の環境によって寂しいと思う事も少ないです。

むしろやる事の全てを自分で決められて、ノイズの少ない生活が心地よいです。

 

内向的な人は自分の内面と対話して、意見をしっかりと持つ人が多いです。

昔の哲学者なんかも静かな生活を好んでいました。

 

リタイアした生活では株などのために静かに頭を使ったりしていて、寂しいという感情がまったくありません。

 

やる事は自分で決めればいい

リタイアして行き場がないからカルチャーセンターに通って、そこでソリが合わない人がいる高齢者を見ると、なぜ自由に行動しないのだろうと思います。

 

無目的に教室に通って嫌いな人に会っている姿は、不満を言いたいがためにやっているとしか思えません。

 

内向的な人なら、自分で自分にタスクを設定する事ができます。

わたしはブログを書いたり株をやったりしながら、各々に必要な勉強もしています。

 

頭を使うだけではなく、ジョギングや登山などで身体に負荷をかけてバランスを整えています。

このルーティーンで、勤めていた頃より充実した日々を過ごしています。

 

 

内向的な人は外部刺激に敏感

内向的な人の強みは、わずかな刺激でも感じる事ができる点です。

 

外交的な人は

・音楽はクラブで大音量
・食事は皆でワイワイ
・休日は必ず外出

 

内向的な人は

・音楽は部屋で聞く
・食事は一人でも苦にならない
・休日は読書や映画鑑賞

 

外交的な人は、大がかりでお金がかかるような生き方をしないと満足しません。

それに対して内向的な人は、わずかな外部刺激でも充分に満足する事ができます。

 

この性質はリタイア生活でも非常に役に立っていて、生活費が殆どかかりません。

内向的な人のリタイア生活は迷惑をかけない

内向的な人が迷惑をかける場面って、あまり見た事がないです。

うるさく騒ぐとか、他人に干渉して不快な気分にさせるとかは、外向的な人が起こします。

 

この性質はリタイアするような年齢になると前頭葉の機能が衰えて、より如実にあらわれます。

歳をとると子供返りを起こすと言われていますが、内向的な人は変化は少ないです。

 

子供返りというのは、その人が子供の頃に持っていた性質に近づく事です。

内向的な人は元々の性質が他人の領域をおかさないので、リタイアしても他人に迷惑をかけません。

 

寂しいを言い訳に迷惑をかける人たち

先日、調剤薬局に行ったらかなり待たされました。

年輩の人たちは自分の番になると、自分の事を話したがります。

 

医者にもらった処方箋通りに薬局がシップを出すと、病院ではなく薬局で

『数が少ない』

と言い始めて、薬剤師に病院に連絡をさせて量を増やしていました。

 

こういうのを批判すると

『冷たい』

とか言われがちですが、自分以外に待っている人が存在しないかのような振る舞いをする人の方が冷たいのではないでしょうか?

 

内向的な人はいつも我慢をさせられ、少しでも不満を口にすると責められやすいです。

 

それでも病院を喫茶店代わりに集まっている人たちが、他の病人に苦痛を与えるのはやっぱりヒドい話だと思います。

 

自分のしんどさを他人に話して気を紛らわしているのかも知れませんが、内向的な人は自分で処理をしています。

 

他人と一緒にいたがる人

他人と一緒にいたがる人は、自分の問題を他人に被せて楽をしてきた人に多いです。

仕事場で同じミスを繰り返して、他人が解決してくれるのに依存をしてきた人たちです。

 

内向的な人は自分で何とかしようとする人が多く、ミスのたびに能力を向上させていきますが、仕事をこなせるようになった分を努力不足の人に利用されてしまいます。

 

『助け合い』『お互い様』と言って他人に依存する人は、リタイアしてから依存する人が居ないので

 

「寂しい」

 

と言って誰かに自分の問題を解決させようとします。

内向的な人は、彼らからひたすら距離をとるようにするとストレスを抱えずに済みます。

 

内向的な人はリタイア後に報われる

内向的な人は我慢をする場面が多いです。

病院や薬局では自分のためにかかる時間を減らしますが、その分を寂しがりの人に浪費されるので、自分は待たされてしまいます。

 

仕事も細かく気がつく分、大雑把な人の穴埋めをさせられます。

こうした我慢の性質は、リタイア後に自立・安定して暮らせる能力につながります。

 

外交的な人は人生の前半戦で上手くいって、後半戦で失速する人が多いです。

成金で遊びが派手になって、仕事も生活も破綻して人の世話になろうとします。

 

内向的な人はその逆で、後半に向かうにつれて様々な事が噛み合うようになり、自立した人生を送れます。

 

 

苦痛の無い生活で満足できる

内向的な人は楽しい事よりも、苦痛に大きな反応を示します。

楽しい事と同じくらい苦痛な事があると、プラスマイナスゼロではなくマイナスに感じます。

 

だからひたすら、ストレス源を遠ざける事で人生の満足度が上がります。

わたしは予定を組まないで雨だったら外出をしないし、電車も滅多に乗りません。

 

嫌な人とは会わなくていい自由があるだけで満足です。

 

お金を貯めるorお金が掛からない生活

お金を貯めるのも節約するのも、内向的な性格の人にあっています。

内向的でも若いとお金を使う傾向がありますが、これは自然なことです。

 

年齢を重ねるにつれて浪費は収まり、貯金に専念できます。

ガヤガヤした外食は苦手なので、リタイア後は自炊のレパートリーを増やしています。

 

自作のハンバーガーに合わせるピクルスを作ってみたら、簡単に出来たので外食はモスやマックさえ行かないで済むようになりました。

 

内向的な人は生活をコツコツと快適にしていけるので、不満が少ないリタイア生活を送れます

今まで我慢していた分を、リタイアして受け取っています。