予備校以下のレベルの専門学校卒で、ろくに資格を持っていないわたしが豊かになれた要因を考えました。
そこで思い浮かんだのが、『尊厳』です。
尊厳とは、「おごそかで犯してはならないこと。気高く威厳があること。」です。
尊厳が脅かされると貧しくなっていく仕組み
内向型の行動は内面の状態に左右される割合が大きく、尊厳が傷ついた状態では身動き一つできなくなったりします。
尊厳が奪われてこの世から消えてなくなりたい心境だと、実際に社会から退場するような人生を歩んでしまいます。
負のループは年々と深まり、体力の衰えと共に辛い人生になっていきます。
逆転の発想をする
灰色の内面が現実になるなら、その逆も可能なはずです。
この正のループを回転させつづければ、時間と共に豊かになっていけます。
わたしの人生はまさしくこれで、ループを逆転させることで人生の流れが180度変わりました。
「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉に従い、配当金で質素な生活を送れる程度に資産が貯まったところで、お金に関する願望を止めました。
最初が一番厳しい
尊厳を高めようと思っても救いのない労働環境であったり、変な人が多い住環境など、なかなか泥沼からは脱出させてくれないものです。
もがいてもしばらくは泥沼にはまった車が空転するかのような状態が続きます。
こういう時には「大丈夫、いつか抜けられる」と落ち着いた気持ちで休憩したり、再びあがいたりして抜け出すアクションをし続けます。
このしんどい状態は、一生は続きません。
わたしの半生を思い返すと「あの時はよく頑張れたな」というポイントがいくつかありますが、ピークを越えた後は楽になりました。
『尊厳』を回復させる
お金を求める前に、まずは尊厳を高めないと泥沼から脱出する成功率が下がります。
経済的に余裕があるならひきこもって、尊厳を高めていきます。
ひきこもりが悪いことのように言われるのは素人が解説しているからで、洞窟にこもった宮本武蔵のように、ひきこもることで外界を遮断して自分を高めることができます。
仕事は尊厳を軸に選ぶ
ひきこもり資金がない場合は働く必要がありますが、その際の仕事探しでは、給与額ではなく尊厳を軸に探します。
尊厳が傷ついた状態だと他人と関わらない仕事を探そうとしますが、都市部だと結構むずかしいです。
わたしは一人で立っているだけの施設警備員を選んだことがありますが、意外と施設職員とのやりとりがあってダメでした。
立場的に施設職員の方が上で、中には理不尽な人もいるので尊厳を削られました。
精神衛生的に一番良かったのが農家の住み込みのバイトで、自然が多くて体を動かす仕事により精神状態が改善されました。
わたしは農家の住み込みを終えた後で、新卒から逃げ続けていた就活に挑戦する勇気がわきました。
農家の仕事にこだわらず、自然の中の仕事を考えてみても良いと思います。
尊厳を傷つける人から離れる
尊厳は豊かになっていくための原資であり、財産の元になるものなので、決して他人に奪われないでください。
まず他人の尊厳を傷つける代表のヤンキー系の人間には、関わらないことです。
彼らは他人の尊厳を傷つけることで、自分の心の穴を塞ごうとしてきます。
彼らは前頭葉という社会性を司る脳が育っていないので、他人に平気で非道なことができます。
前頭葉は加齢で衰える人もいるので、傍若無人な中高年もヤンキー系の人間に含みます。
お年寄りが罵詈雑言で小売店員の尊厳を傷つけるのも、脳の衰えが原因です。
交際相手
『交際相手がいると無限にやる気が湧いてくる』という人は読み飛ばしてください。
基本的に男女交際に自信がないわたしは、仕事で成果を上げて自信が持てた時でないと、交際相手が作れませんでした。
交際では感情のぶつけ合いが苦手なわたしは折れてやり過ごすことが多かったので、その度に自信が失われて行って、最終的に交際も仕事も続けられなくなることが多かったです。
だから独身で生きようと決めてからは自尊心が損なわれる場面が減り、「ずっと俺のターン!」の状態が続くようになりました。
交際相手がいれば満たされるというのは固定観念で、万人に当てはまるものではないと思います。
少なくともわたしは独身を選んだ時に、もう傷つかずに済むとホッとしました。
尊厳を高める
手っ取り早く尊厳を高めるなら、二日に一回くらい早歩きのウォーキングをやってみてください。
普通よりも少しだけ心拍数を上げる必要があるので、時速6~7キロで歩いてください。
そのくらいの速度で歩くためには、太ももやお尻などの大きな筋肉を使う必要があります。
youtubeの7キロウォーキングの動画を見て、アプリで速度を測ってみてください。
ウォーキングの効果
今、胸を張って深く呼吸をしてみてください。それだけで自分が堂々とした人物になった気がしませんか?
正しいウォーキングの姿勢には、それと同じ効果があります。
さらに歩くと脳神経が発達して、さらに脳に酸素を送る能力もアップするので頭が冴えます。
脳だけではなく内臓の調子も良くなります。
腸に効くヤクルト1000を飲むと睡眠が改善されるように、ウォーキングでも睡眠が改善されます。
普段のたたずまいが変わる
背筋を伸ばして大股に歩くクセがつくと、生物的に強く見えるので、尊厳を傷つけようとする人が寄ってきにくくなります。
性格が悪い人は基本的に弱ってる人を狙うので、堂々とした姿勢が身に着くると遭遇率が減ります。
尊厳を高めると変化すること
わたしは無職・ひきこもりで尊厳を高め続けた結果、世俗的な価値観に流されなくなりました。
近所を散歩して帰ってくるだけで、熱海旅行から帰って来た気分になります。
沖縄の青い海を見なくても、空を見上げて「空高っ」と思うだけで十分に感動します。
十分に尊厳が保たれた状態なので、もうこれ以上の刺激は必要ないです。
食で満たす必要がなくなる
自炊が十分に美味しく感じるので、外食は月に一度くらいファーストフードを食べれば十分です。
株主優待で食べられる飲食店の株を集めて、お金を使わなくて済むようにしました。
他の日は安い食材で美味しいものを作るのが気持ちいいので、最近はキャベツ料理を増やしています。
尊厳が傷つけられなければ、贅沢な食事で穴埋めしようなどという欲はなくなります。