株式を少し持っていますが、資産の殆どは日本円の預金でバランスが悪いので、外貨預金を考えています。
以前、貯金が多くなった頃にFXを始めたのですが口座を解約してしまったので、銀行の外貨預金にしようかと思いました。
しかし、銀行の外貨の値段がFXよりも高くて驚きました。
外貨の値段は、銀行やFXの会社の取り分が上乗せされて決まります。
スプレッドと呼ばれるものです。
それが銀行だと
1ドルにつき1円で、
FXの会社は0.5銭とか、それ以下です。
外貨に換えても、いつか日本円に戻すので、この差は倍になります。
面倒でも新しくFX口座を作ります。
外貨預金代わりにFXを使うのが一番得
できれば貯金する口座を増やしたくないですが、ペイオフの枠が1,000万円なので増やさざるを得ません。
ペイオフは口座を持っている金融機関が潰れても、1,000万円までは保証される制度です。
証券やFX口座にも適用されます。
金融業なら滅多な事で潰れないだろうと思っていましたが、過去にFXの会社が業務を終了して面倒だった事があります。
FX会社と銀行の違い
FXの会社はスプレッド(取り分)の割合が小さい代わりに、客に積極的に取引をしてもらって稼ごうとします。
だから銀行と違って、客が手持ち資金の数倍の額を取引できる仕組みになっています。
客の含み損が手持ち資金以上になりそうになると、強制的に決済されてしまいます。
FXは一日に何回もトレードする人が多いですが、銀行の外貨預金は長期保有の人が多いです。
その違いがスプレッドの差に出ています。
FX口座で長期保有してはいけないワケではないですが、一時期、トレード回数が少ない口座は口座維持費を取るような流れがありました。
銀行の信用
滅多な事では倒産しないと思いますが、最近の銀行の姿勢に疑問があります。
口座残高が一定の金額以上になると、勝手に担当者がついて営業がされます。
そこで紹介された金融商品を買った人の、約半数が損をしているのだとか。
今までの信用があるので金融商品も売れたと思いますが、今後はどうなるのか心配です。
FXの会社はマイナーなものが多い
FXの会社を調べると、聞いたことがないような所が多いです。
わたしが口座を持っていたFX会社の一つも、マイナーなベンチャーでした。
MT4というFX用のツールに対応している国内企業が、この会社しかなかったので口座を開設しました。
ある日、会社が買収されて社名が変更されました。
その後、FX事業を止めるので、いついつまでにポジション(外貨)を解消するようにと連絡がきました。
期日までに数ヶ月の時間がありましたが、含み損だったらチキンレースになります。
持ち直すと思って保持するか、もっと悪化する前に損切りをするかです。
そこに期日が迫っているので、チキンレースの恐怖心が増して、普通には判断できないでしょう。
幸い含み損ではなかったので、すぐにポジションを解消して出金しました。
次のFX会社もちょっと難あり
次に口座を作ったのは、FXでは大手の会社でしたが、業務停止になっていたりしていました。
口座を作ってすぐの頃に、サービスを切り替えるので新規で口座を作り直させられたりして面倒でした。
更にログインができない障害が発生したりしました。
FXのように細かくトレードするもので、ログインができないのはかなり怖いです。
大きく損をする時に、どうする事もできないためです。
そんな事も重なって、FXをやめて株に移りました。
メジャーなFX会社にする
以前よりもFXを扱う会社が増えて、信用度の面で選択肢が増えました。
Amazonに押されてダメかと思っていた楽天系ですが、楽天銀行の口座でつくポイントがネットスーパーでも使えて、一番使えると感じました。
楽天銀行でもFXサービスがありますが、ペイオフの上限があって分散させるため、楽天証券で口座を作ります。
楽天ならネットの運用に慣れているので、ログイン障害とかは少ないと思います。
メジャーな証券会社の口座を持っていますが、FXの取り扱いがなく、ネット企業の方が金融の主流になっていくのではないかと思います。
FXをやると日本円の強さを知る
マスメディアのせいで、日本はとにかくダメだと思わされていましたが、FXをやって日本円の強さを知りました。
世界不安が広がると、信用が高い日本円が買われます。
日本って借金だらけで、世界一危ないみたいな報道が多かったのに、お金の動きは正直です。
機軸通貨の円が自国通貨というのは、かなり恵まれています。
海外に興味を持つキッカケになる
海外の出来事が自分のお金に直結するので、見知らぬ国の国民性まで調べるようになります。
それで見ると、困難があると踊ってごまかす人々の国は、何年もダメなままです。
人間の本能で、踊りでごまかすというのがあるかのように、ダメな人の共通点としてピックアップできました。
日本国内でもそういう人が、何かを成し遂げたところを見た事がないです。
こんな風に、普段の会社生活でも役に立つ人間の分類方法を考えたりするのも、FXが生み出す価値の一つです。