今でも迷惑行為が増えていますが、定年延長で仕事の権限を持った老害が増える見込みです。
単なる老害なら、その生活圏内に入らなければ関わらなくて済みますが、仕事が絡むと否応なく遭遇の機会が増えます。
アルバイトや仕事を受ける側といった人たちに対する、老害の理不尽さは目に余ります。
お年寄りと老害の違いをハッキリさせないと、敬老の観念と一緒くたにされて老害の理不尽を飲まされてしまいます。
誰もが歳を取りますが、年寄りになるか老害になるのかは分かれます。
人生の先輩を敬うためにも、老害の定義をハッキリさせて切り分けて考えたいです。
老害とは、老人にとっても害になる人たちのことで、迷惑人間の最終形態です。
定年延長でこれから老害の被害が増える
アルバイトで土日作業の現場に入ろうとすると守衛が応対しますが、大抵は会社を上がった年配の人がやっています。
老人になると人生経験が豊富で、人に対して穏やかな仙人のようになるというのは間違いで、横柄な人が多いです。
しゃべりの第一声が不機嫌だったりケンカ腰だったり、社会人ではありません。
出入り業者の立場で接すると、老害の守衛は特に大柄で意地の悪い態度を取ります。
フリーターの人に歯を食いしばってでも転職活動をお勧めするのは、弱い立場でいると人の尊厳を踏みにじるような小悪党に対抗できないからです。
権力があると老害は災厄になる
東日本大震災の時に、大臣が老害ぶりを発揮しました。
被災した対応で忙しい県に行って、応接室で先に待たされただけで大臣は不機嫌になっていました。
「県でコンセンサス(合意)得ろよ
そうしないと我々、何もしないぞ。
だからちゃんとやれっ、そういうのは!」
これが被災した県知事への第一声です。
相手(この場合は県)がちゃんとやっていないのを叱責するというならまだわかりますが、最初から説教のトーンです。
ほんの少し待たされた自分のイラだちが最優先で、復興なんて頭から消し飛んでいます。
この病的な自己中心性も老害の特徴です。
理不尽に人を責める様は人災、老の害です。
さらにこの大臣は勢いがついて
「(応接室に)後から入ってきたけど、
お客さん(自分)が来るときは、
自分が入ってからお客さんを呼べ、いいかぁっ?!」
老害とか底辺(≠低所得の人)は、やたらと自分を『お客様』扱いしてもらいたがります。
自分への愛情を強要する人は病んでいます。
暴言や暴力で脅しながら『私を愛せ!』というのを、彼らは本気でやっています。
愛情を受けられない環境で育ったのか知らないですが、迷惑行為に他なりません。
小さい会社にもいる老害
自営業に近い小さい会社では、老害の影響は以前からありました。
例えば街中にあるような保険代理店は、保険会社から独立したような人が設立して、長く細々と続けています。
親が社長で親族が経理をやっているような環境は、老害に歯止めが利きません。
ある日、事故のように老害が飛び込んでくる
会社が借り上げた社宅に住んでいた頃の事です。
更新時期に物件のオーナーチェンジがあり、賃貸の書類等で滞りなく協力をしていました。
ある日、朝7時に携帯に電話がかかってきました。
朝10時始業の会社に勤めていて、前日の就寝も遅かったので寝ている時間です。
見慣れない番号の電話を取ると相手が
「保険会社の〇〇だけど、前の保険の契約書類あるぅ?
FAXで送ってくれる?番号は・・・」
少ししゃがれた上に、投げっぱなしのしゃべり方から、すぐに老人だとわかりました。
オーナーチェンジの事が頭に合ったので、物件の保険だろうと思いましたが、社宅なので書類は会社の事務所です。
その事を説明し、まだ出勤には早いものの老人のお願いなので、着替えだけしてすぐに会社に行きました。
すると、先ほどの電話から20分くらいで電話がかかってきて、名乗りもなく
「あった~?」
何でこっちが敬語なのに、保険代理店がタメ口以上で指示してくるのかと思い、やりとりを不動産会社経由にしてもらおうと思いました。
代理店の老人に状況から説明しだすと、すぐに制してきて
「そんなの関係ないのっ!」
と、3歳児みたいな言い方で激高します。
コミュニケーションは諦めて、言う通りに対応をしました。
その後で不動産会社にメールをすると、オーナーに注意されたのか保険会社の老人から、ひどく媚びへつらった電話がかかってきました。
横柄な電話と媚びへつらいのふり幅が大きすぎて、
『何でこの人たちは中間のコミュニケーションが取れないのだろう?』
と思いました。
保険会社のサイトを調べると、古い作りのホームページに老人社長の写真が出ていました。
ある日突然、老害に当たられた時の老害保険を売ってください。。。
老害の原因
三つ子の魂100までという言葉は、三歳児の性格は終生まで続くという意味です。
三歳児くらいまでだと、性格に出てくるのは遺伝の影響が大きいです。
そこから成長していく過程で、脳の前頭葉が発達して社会に適応するよう、様々な抑制が働きます。
この前頭葉が委縮をしていくと、元の三歳児の性格が出てきます。
老害がまるでわがままな幼児のような振る舞いをするのは、このためです。
若い内からコンビニで土下座をさせたり、煽り運転をしているような輩は、前頭葉がより衰えたらスーパー老害になると予想されます。
老害は子供返りしているが、注意する人がいない
老害は園児と同じレベルに子供返りしています。
園児は色々と教育されていて、例えば悪い事をしたら「ごめんしようネ」と教えられます。
しかし、老害はごまかしたりしらばっくれたり、あるいは逆ギレをします。
駄々っ子と一緒です。
こういう老害が一定数、無害なお年寄りに交じって悪さをしています。
ゲリラとの戦いみたいなもので、老害を正そうとすると、サッとお年寄りの陰に隠れて解決を困難にします。
個々の老害の問題を、世代間抗争にすり替えられてしまいます。
社会人が少ない時間帯の街はカオス
平日の11時頃に、オフィスが少ないエリアを歩いた時のことです。
信号が青なので横断歩道を歩いていると、横から自転車の老人がつっこんできました。
自転車が車両であることも知らないような老人は、私が歩道で止まらないことに対して不満げに
「むぉ~ん」
と唸っていました。この人たちは、ゆっくりとした暴走族なんだなと悟りました。
シャキッとした老人はいるけど、山手線の駅が全部言える園児みたいなもの
それまでの経歴から有益な経験が積み重なっていて、かつ頭がシャッキリとしている賢者のような老人はいます。
ただ、それをもって『全員バリバリ働いてもらいましょう!』というのは違うと思います。
スーパー老人は、山手線の駅名を全部言える園児みたいなもので、レアな存在だから目立ちます。
行儀を知らない園児の数と同じくらい、素行が悪い老人はいます。
老人であっても『やってはいけない事』や『知らない人に暴言を吐いてはいけない事』などを教えないと、社会の中で動く凶器となって人を傷つけます。
老害って認知が歪んでいる上に、性格も悪い
ある日、電車に乗っていると向かい席の会話が入ってきました。
老女は親戚と思しき人に
「この間suica落としちゃって、届けられたんだけどお金が入ってないの!
何かあった時のためにパス入れに3000円入れてたんだけど、届けた人がお金だけピュッて抜いてsuicaだけ届けたのよ!」
普通に考えれば、お金を抜くような人が届けるわけはないのですが、この老女は届けた人がお金を抜いたと思っています。
聞いていた女性に、お金を盗ったのと届けた人は別と諭されても
「そうなのかしらねぇっ」
と、釈然としない様子です。
状況認識力が落ちるのは仕方ないとしても、感謝の念もないし性格が悪いと感じました。
山で道を譲ったのに
山では登る人に対して、下る側の人が道を譲るというマナーがあります。
これを知らない人もいるだろうし、わたしは基本的に自分が登っていても譲る事が多いです。
その日も、老人の団体が下ってきたので、道の脇に待機して通過するのを待っていました。
すると一人のおじいさんが他の老人に嬉しそうに
「おーい、若いのも疲れてるぞ!」
と、冗談ではなく本気で伝えていました。
これも状況認識が出来ない上に、老害は性格が悪いと感じました。
登山は本来、余裕のあるお年寄りが多いのですが、時折行儀の悪い老害も混ざっています。
老害を避ける自由
ものすごく性格が悪い人とは、付き合わない自由があります。
商店だったら顔認証システムによって出入り禁止にしてもいいし、普通の人の生活を脅かす人を遠ざけても罪はありません。
他人に害を及ぼす人は、自らの行いを正そうとせず、他人の良心を人質に取って罪悪感を抱かせようとします。
彼らは年寄りの前に他人を攻撃する老害であり、お年寄りとは違います。
明確に分けないと、世代間抗争の構図に持ち込まれて、本質である性質の悪い人間という問題があいまいにされてしまいます。
老害候補の人たち