転職で年収アップしたい時に一番大事なこと

右肩上がり 年収アップの方法

わたしが得た最終的な年収は、2,500万円です。(大企業の40代の平均年収が約600万円の時です)

年収が上がるほどに裁量も増えたので、仕事はやりやすかったです。

 

仕事のキツさでいえば、フリーターの頃にやっていたものの方が大変でした。

辛い仕事をしていると今の倍の年収をもらうためには、辛いことを倍しないといけないと単純計算しがちです。

ですがわたしの経験では、適職でパズルゲームをする感覚で熱中していたら、スコアが上がるように年収が上がった感覚です。

 

転職で業界を変えて年収アップ

慣れた仕事を続けたいのが人情ですが、時代の変化で業界自体が弱くなったら、いくら働いても年収アップは望めません。

それどころか、倒産で全てを失う事もあります。

 

社会に出る時、わたしの友人で出版関係の編集に進んだ人が居ました。

その人に合った仕事だと思っていましたが、どんどんと出版業界が縮小していき、最終的には倒産してしまいました。

一方、わたしは社会人デビューから逃げ出して、フリーター生活を送っていました。

 

ゴロ寝

人生を決めあぐねる図

 

就職氷河期なのに、新卒というシード権を自分から捨ててしまいました。

当時、就職をしてもロクな業界を選ばなかったと思いますが。

 

時間をかけて将来性のある業界を選ぶ

どうせ就職するなら、長持ちしそうな業界が良いという思いが芽生えてきました。

本当は学校を卒業するくらいで考える事だと思いますが、優柔不断で不安感が強いわたしはダラダラと時間をかけていました。

 

そんな中で、まだ新しい業種であるIT業界が『何となくいいな』と思いました。

ダラダラと優柔不断でしたが、読書習慣などで何となく先のある業界を判断する事ができました。

 

 

業界が新しいと言う事は、会社もベンチャーという事です。

当時の優秀な学生たちはベンチャーを忌避していたので、彼らと競わずに済みました。

 

わたしの経歴では、しっかりとした採用基準のある既存企業は門前払いだったと思います。

こんな風に、裏口からコッソリ入るようにしてIT業界に進みました。

 

同じ業界の中でも、業種により違う

IT業界

 

IT業界で最初に入ったのが、後にITドカタと言われるようになるシステム開発会社です。

その中でも、下請けというか請負派遣っぽい会社に入ってしまいました。

この形態だと、色々な客先に飛ばされて一定のスキルが溜まりにくいです

 

ここは長居したらダメだろうなと思いつつも、経験値を溜めるためにしっかりやりました。

そこから転職していって、最終的にIT広告の世界に落ち着きました。

既存の広告業出身の人もいましたが、ITを苦手にする人が多かったです。

 

そんな中、大したレベルでもないシステム開発会社の経験が役に立ち、上手く仕事ができました。

広告業としては、紙媒体の方がまだ規模が大きい時代でした。

そこからIT広告の規模は右肩上がりで上昇し続けて、紙媒体は衰退しました。

 

冒頭の友人は出版関係に進みましたが、おそらくわたしより仕事力は高いと思います。

しかし年収は、右肩上がりの業界に身を投じたわたしの方が高いという結果になりました。

世の中に理不尽な目に合う事がありますが、同じ数だけ波に乗るチャンスもあります。

 

人生が停滞しているという人は、次へのステップの力を溜めていると考えてはいかがでしょうか。

年収アップする業界を探す方法

先の事は誰も正確に予想できません。

ただ、『何となく良さそうだ』と思う感覚を磨く事はできます。

これは世の中に散らばる様々な情報をたくさん拾うところから始まります。

 

全く無意味と思うような事でも、とりあえずは拾っていきます。

一定量が溜まると、無関係と思われていた情報同士がむずびついて、『何となく良さそうだ』というぼんやりとしたひらめきが浮かびます。

 

明確な理由をつけて、正確に将来予測を断言できた人はいません。

『何となく』というレベルなら出来るような気になりませんか?

これを鍛えるのに一番適しているのが、広範な読書です。

 

様々な情報を拾って組み合わせて、頭の中で映像を浮かべる作業が頭を鍛えます。

IT業種を選んだ頃は、脳の神経伝達や文化人類学といった本を読んでいました。

全然関係ないように見えて、脳の神経伝達はインターネットに似ているし、文化人類学は広告に通じます。

 

この二つはタイトルが難しいように見えて、興味を持てれば内容は良く入ってきます。

高尚だと拒否感を抱かれてしまわないよう、恥を忍んで言いますが、わたしは低学歴です

日本の識字率なら、誰でも読めるレベルの本です。

 

年収で転職先を選ばない

わたしは転職歴が多いですが、不思議と年収で転職先を選ぶほど、稼げないことが多かったです。

高い年収を得たいと思いつつも、目先の金額で仕事を選ばないことで上手くいきました。

 

ある時は年収が半分くらいに減る会社からの、転職の誘いに乗ったことがあります。

その会社では大して給料をもらえませんでしたが、そこでの経験によって後に高額の年収を得ることができました。

中途入社から給与所得が年収1000万円超えるまでの転職歴
前回は、フリーターから中途入社で正社員になった所まででした。 就職してもミスマッチで、転職を繰り返して足踏みが続いていました。 犯罪者が捕まった時によく言われるのが、 『犯人は職を転々・・・』 という言葉です...

 

自分は優秀ではないという呪縛

年収をアップさせるためには、自分は優秀ではないという思い込みを捨てることです。

一つの業種で上手くいかなかったとしても、全ての仕事ができないわけではありません。

 

わたしは出来ることが非常に少なかったですが、転職でいろいろな仕事を経験している内に、得意な事が見つかりました。

臆病で細かな性格は、データ分析に合っていました。

この仕事は小さな数字の変化に意味を見つけられるような、臆病な性格が合っています。

仕事のためのデータ分析は、エクセルで始められる件
わたしはいつも思います。 新しいことを勉強をしようとネットを調べると、意欲をくじくような難しい書き方が多すぎると。 なに、回帰分析って? 回帰なんて日本語は使ってこなかったので、最初から『?』が続きます。 ...

 

安定を壊すことを恐れない

私は地位が安定してきたら、リセットのために転職をしていました。

辞めた後で倒産した会社もあったので、難を逃れられたと思います。

 

会社で安定した地位に就いてしまうと、危機感が薄れて新しい変化への対応がおっくうになってしまいます。

発展途上の段階で安定を求めてしまうと、そこから衰退がはじまってしまいます。

 

私は高額な年収になった時に、このまま漫然と過ごして良いのか疑問が浮かびはじめました。

貯金が積み上がっていくだけで、代わり映えのしない毎日でした。

そこで全てを捨てて早期リタイア=無職の道に進みました。

 

無為に時間を過ごすのは苦痛なので、こうしてブログを書いています。

他にも年収を上げた方法などを書いているので、よければいろいろ読んでみてください。