内向的な人が迷惑をかけない行動ができるのは、神経が細かくて他人に気配りができるためです。
自分がこう動いた場合に、周囲にどう影響があるというのを考えながら行動します。
これとは逆に、神経が図太くい人は自分の行動しか見えず、他人など障害物くらいにしか思いません。
通勤の際にも予測行動など一切ナシに、アクシデントは付き物と言わんばかりに自分本位の行動をします。
内向的で神経が細かい人と、神経が図太い人が一緒の空間に詰め込まれる通勤では、内向的な人だけ神経がすり減ります。
迷惑をかけるのは決してお互いさまではなく、内向的な人が一方的に負担を被ります。
通勤には内向的な人が疲れる要素がいっぱい
内向的な人は言い争いが苦手です。
そこまで激しく人とぶつかり合いたくないんです。
相手をおもんばかる気持ちが強くて、相手の微細な意思表示でも読み取ろうとする敏感なセンサーを持っています。
そこに言い争いのような大ボリュームのコミュニケーションをぶつけられると、感覚が機能停止するほどマヒしてしまいます。
例え自分が争いを起こさなくても、他人同士の争いにも疲弊してしまいます。
世の中には、無駄に他人とぶつかって自分を認識しようとする人がいます。
こういう人は大抵まともな職場には勤められないので、職場では遭遇する事はありません。
しかし通勤電車では、こういう人たちと一緒にされてしまいます。
いつ爆発するかわからない爆弾岩と一緒にいるみたいで、神経が疲れます。
内向的な人は通勤時もルールを守る
内向的な人は他人に迷惑をかけないようにするため、ルールを守ります。
ルールを知らなかったら事前にネット検索で調べてでも、守ろうという意識があります。
しかし世の中には、自分が面倒な事は一切やらないという人が結構います。
並び方が決まったバス停で、毎回逆に並ぶ人たちが居ました。
しかも逆側の方が多いくらいです。
時間帯をずらしても一定数居て、毎回バスに乗る時にゴチャゴチャっとしました。
自分だけなら乗る順番を他の人に譲ってもいいのですが、自分の後ろに並んでいる正しい列の人に悪いので先を争うように乗らざるを得ません。
結果、人を押しのけて出勤するような気分の悪いものになります。
自分が正しくても罪悪感を抱いてしまうのが、内向的な人の特徴です。
駅で起こること
地下鉄の階段は狭く、更に踊り場でコの字型に曲がるタイプのものが多いです。
左側通行となっていますが、踊り場の所でインコースをとる人が多く、毎回ぶつかりそうになっています。
駅の階段を使用する時に毎回、ぶつかりそうになる光景を見ているので、学習しないのかなと思ってしまいます。
地下鉄を初めて使う人がそんなにいるとは思えないし、初めてでも矢印や文字が大きく書いてあるから間違いようはありません。
インコースに入る人は対抗から人が来ないよう、いちがばちか
『南無三!』
と唱えてから突っ込んでいるのでしょうか?
ひっきりなしに人が歩く駅で、彼らが何を考えてこの行動をとるのか、本当にナゾです。
アリか何かを眺めている気分になります。
避けない人同士はどうなるか?
もしかしたら自分が避けすぎなのではないかと考えた事があります。
正しいルートの場合は、避けない方がいいんじゃないかと。
しかしある日、まっすぐな車道を走る自転車が避けずに正面衝突して、流血する様を見て考えを改めました。
絶対に避けない同士が相対したら、衝突するまで終わらないのだと知りました。
内向的な人は後ろにも目がある
内向的な人は、外では必ず周囲に気を配って行動します。
歩いていても後ろから自転車が通り抜けられるよう端に寄っていたり、歩道内でも車を運転する時のように周囲を確認しながら歩いています。
他人に同じレベルまでは求めないまでも、ほんの少しは気にして欲しいと思う事はあります。
誰も通れないように道をふさいで立ち話をしているとか、向かいから並んで歩いてきて全く避けないとか、少しは配慮してもいいのではと思います。
一番びっくりしたのは、下りエスカレーターで前の人が、エスカレーター部分が終わったところで立ち止まった時です。
後ろからも人が流れてくるし、回避する場所がありません。
結局少しぶつかってしまい謝りましたが、こういう人の神経がわかりません。
この世に自分以外に人類は居ないと思っているのでしょうか?
自罰的な内向的は、他人にぶつかってしまったという罪悪感が残ります。
こんな風に、他人が悪くても自分が悪いと思ってしまうので、通勤の至る所で疲れてしまいます。
通勤電車に乗らなくなったら楽に
会社に着くまでにあまりに疲れる日々でしたが、内向的な性格を活かした職についてから会社の近くに引っ越し、徒歩さえわずかな距離になってからはノンストレスになりました。
内向的な人は損をしがちだと感じますが、その内向性を突き詰めていけば才能になります。
日々の中で我慢してきた事をお金に換える事ができます。
図太い人たちが気がつかない事には、価値がある事が沢山あります。
例えば周囲の迷惑を考える事は、ニーズを予測する能力に繋がります。
最近、お金になる仕事は行動する前に熟慮するような仕事が多く、内向的の能力が活かせる時代になっています。