会社員に個別株の売買をオススメする理由

実体験に基づく投資のやり方

 

このページではお金を増やす事について書きますが、

 

『個別株の売買によって、会社員の能力を上げる』

ことを目的にしています。

 

何となく就職して、社会人のランクが固定化したかなという人が、これからもう一段伸びていく方法として、個別株の売買を使います。

 

要はお金を増やせれば、株であろうが仕事であろうが、どちらでも構わないのではないでしょうか?

株は必ず暴落をしますが、上げた自分の能力は落ちません。

 

わたしは上場株の利益より、個別株の売買による勉強もあって、大企業平均以上の年収になりました。

 

今は種銭が十分に貯まったので、40代で早期リタイアしてブログを書いたり好きに過ごしています。

 

個別株はロマンです

 

個別株は取引がシンプルで始めるのは簡単ですが、儲け続けるのは難しいです。

 

それでもオススメするのは、勉強のインセンティブになるからです。

人間が必死になるのは、生命と『お金』が関わる時です。

 

個別株の売買に挑戦する事で、人生のルートが固定化するのを打破できます。

いや、勉強はいいから、とりあえず老後資金のために運用したいというかたは、ページ下部から読んでください。

 

⇒ インデックスファンド

 

個別株の売買は、総合的に稼げる手段を身につけるためにあります。

まず個別株の売買で成功した人を知る

 

B・N・F(日本人)という人が、バイトで貯めた164万円を元手に、資産を百億単位にまで伸ばしました。

 

投資界隈には、うさん臭い成功者の話があふれているので、架空のキャラかと思っていました。

ですが、その手法とインタビューを見て、本物だと確信しました。

 

その理由が、青白くて感情の抑揚もなく

「やっていて幸せだと思ったことない」

と言った事です。

 

一日中パソコンに張り付いて、沢山のモニターを見る生活から離れられず、呪いにかかっているようでした。

 

多感な20代でずっと、そういう生活に囚われていました。

 

 

どういう売買手法か

ひたすらPCの前

 

モニターに大量に表示される株価を株価を見て、ある業種が上がっている中で、上昇が少し遅れた会社を買うのだそうです。

 

この判断と注文を秒単位でやります。

株は誰でもトレードできますが、この人の真似をするのは、ほぼ不可能です。

 

野球遊びはできてもメジャーリーガーになれるのは一握りなように、瞬発力でトレードするのは特殊技能です。

それに一日中、数字がチャカチャカ上下するだけのゲームに耐えられますか?

 

お金は数字に過ぎない

 

当時のインタビューでB・N・Fさんは

 

・車は乗らないから持ってない
・海外旅行に行かない
・お金を使う事は楽しくない
・食事はカップ麺や立ち食いそば

 

お金を使うのが楽しくないし、損をすると何もしたくなくなると言っていました。

数字だけがアイデンティティのようでした。

 

このページで目指す、会社員の論理性アップのためのトレードは、数字ゲームではありません。

もう少し、遊びの要素があります。

 

個別株の売買で、仕事の能力が上がる

チャートを見る女性

 

まず最初に、個別株の売買だけで儲けようという気持ちは捨ててください。

 

個別株は判断力を養うためのゲームで、予想が当たって儲かるのは副賞みたいなものです。

わたしが1銘柄で儲けた最大は、ファナック(ロボット)の160万円ですが、給料に比べると大したことありません。

 

会社員は株で一時的に儲けるより、能力を覚醒させた方が生涯年収は上になります。

どうやったら年収が上がるのかは、別カテゴリーにまとめています。

 

関連:年収アップの方法

 

個別株を少額買うと起こる事

 

少額でも株を買ってトレードに失敗すると、強いショックを受けます。

 

人間はショックを受けた時に、命(お金を含む)を守るために、能力が通常の限界を超えます。

この時に失敗の要因を分析する事で、能力が上がって、次回のトレードの精度も上がります。

 

能力が向上したかは、次のトレードが教えてくれます。

 

 

銀行株で失敗

 

わたしの失敗は、長期保有目的で買った銀行株です。

 

3.11の後で、確かなのは銀行くらいだと思っていました。

しかし大きく下がって、値を戻さずに数年が過ぎています。

日銀の金利の引き下げが原因と言われていますが、その前から銀行の存在感が薄くなってきていました。

 

では、その薄くした業種は何かと言うと、ネットバンクです。

なので銀行の失敗を、セブン銀行の株で取り戻しました。

 

本当はもっとこまごまとした要因を調べましたが、要点は社会の流れを自分の損得につなげる事にあります。

 

そうする事で、情報に接すると無意識のうちに組み立てる人間になります。

ちなみにセブン銀行はATM手数料で稼ぐモデルなので、その後のキャッシュレス決済が普及する前に売りました。

 

社会の変化は早いです。

 

株の売買で論理性が高まるわけ

 

論理性というのは、情報と情報をつなぎあわせて、結論を出す能力の事です。

 

脳の機能を上げるには反復した思考が有効で、公文式勉強法みたいなものです。

しかも、正解だとお金が儲かるオマケつきです。

 

株の売買ほど、論理的な思考をするものはありません。

売買を検討するだけで、多くの情報を頭にいれて、結論をくだすまでを行います。

 

個別株を決める参考

 

最近、わたしが楽天株の購入を決めた経緯を書きます。

 

※楽天株を勧めているわけではありません。

購入を決めた2020年の2月は、波乱のある月でした。

 

楽天の決算が発表されましたが、赤字でした。

しかし赤字の内容は、アメリカのリフト株への投資によるもので、他は悪くありませんでした。

 

その決算に加えて、送料無料化に反発した楽天市場の一部店舗の訴えで、公取委が楽天に立ち入りをしました。

 

それらのために、楽天の株価が落ちていました。

 

直近の株価の下落を気にしない

 

リフト株の投資の失敗は痛いですが、他の事業が好調なので、致命傷にはならないと判断しました。

 

それに送料無料化についても、消費者が離れる要因ではないので、問題視しませんでした。

 

楽天はカード事業などで異常にポイントがつき、それが楽天市場への誘因となるので、市場の出店者にも相応のメリットがあります。

 

楽天アフィリエイトなども展開していて、何もしないで市場の出店者を搾取している構図ではないです。

 

社会インフラに注目

 

わたし自身IT広告の業界で、広告費が雑誌業界と逆転する経験をしています。

 

社会の仕組みが変わる時、お金の流入の勢いはものすごかったです。

昇給は年に一度ではなく、どんどん上がっていきました。

 

古い業態から、お金が流れ込んできました

 

 

 

楽天の事業を実際に使うと、既存のものより優れているのがわかります。

楽天カードは年会費が無料なのに、やたらと多くのポイントがつくし、利用する場所が多いです。

 

 

ポイントを集めようとしなくても、公共料金の引き落とし設定だけで、以降は自動で入ってきます。

 

楽天銀行の口座にあまり入金していませんでしたが、利息を見てメガバンクとの金利差に驚きました。

 

 

メガバンクに千万単位で入れていた利息が141円なのに対し、楽天は900万円ほどで546円です。

 

証券口座とつなげると、更に利率が大幅アップ(2020年現在)するので、楽天口座の残高を増やしました。

 

長期保有する

 

楽天のポイントでつながった、楽天経済圏というものも出来ていて、わたし自身も大分お金を楽天口座に移動しました。

 

わたしは会社でお金を扱っていたので、キャッシュが潤沢にある強みを知っています。

そのキャッシュで楽天モバイルを充実させ、多角的なインフラ企業になりつつあります。

 

こうして楽天に将来性を感じて、2月に株を買いました。

 

 

1週間で20万ほどの含み益をつけた後、更に買い増しをしたらコロナで日経全般が落ちましたが、楽天はすぐに回復しました。

 

 

含み損になる事もありますが、インフラ株だと思っているので、長期保有をするつもりです。

 

失敗しても糧になる

 

購入する際に自分で調べる事で、知識が広がります。

 

例え楽天株で失敗したとしても、どこで判断を見誤ったのか反省することで、能力だけは上がります。

 

わたしは勉強を継続して、年収は最高で2,500万円になり、持っていた自社株は大きく価値が上がりました。

 

これらは上場株の売買益より、大きなものです。

あなたが転職を考える時にも、世の中の会社と事業の知識は、きっと良い判断材料になります。

 

個別株でなくても、投資が必要な理由

 

お金というのは腐ります。

 

実際にドロドロになるわけではありませんが、賞味期限があります。

例えば昭和初期の天ぷら蕎麦は30銭くらいでしたが、今は安くても500円以上します。

 

金利というものがあるので、お金の価値は少しずつ下がるようになっています。

 

だから100万円を現金で貯めるだけでは、老後に100万円分の物を買えません。

途中でデフレが起ころうが、お金の価値は下がっていくようになっています。

 

現金を物に換えて持っておく

 

保持するのに現金が一番、手間がかかりませんが、賞味期限があります。

 

そこで物に換えるわけですが、不動産は維持が面倒です。

ロレックスの時計なんかはプレミアがつきそうですが、保管と盗難のリスクがあります。

 

色々考えると、株で稼ごうと思わなくても、資産の目減りを防ぐには投資をせざるをえません。

 

個別株は1社に集中しない

 

わたしが1社に集中したのは、トヨタ株の700~800万円だけで、後は少な目です。

 

あれだけほれ込んだ楽天株も、約400万円の購入に抑えています。

IT化以降、技術の進化が速過ぎて、安泰な業界が見つかりません。

 

前述のB・N・Fさんでも、リーマン・ブラザース(リーマンショックの発端会社)の株を買ったら2日後に倒産して、7億円の損をしています。

 

1社に集中すると面倒ですが、個別株を沢山持つのも手間だという人には、ファンドというものがあります。

 

個別株が面倒ならインデックスファンド

 

わたしはファンドに悪いイメージを持っていたので、遠ざけていました。

 

維持手数料ばかり高くて、金融機関に勧められたファンドを買った人の4割が、損をしているという調査結果が出ました。

 

それでファンドの全てをシャットアウトしていましたが、手数料の安いインデックスファンドも存在すると知りました。

 

インデックスファンドは、株価の平均と連動するもので、原理的には安全性が高いです。

ただ、長く継続してやらないといけないので、すぐに使わない余剰なお金が必要です。

 

インデックスファンドが無難な理由

 

これはリーマンショック時の日経平均株価です。

 

 

当然、震源地のアメリカも似たような落ち込みをしています。

100年に1度の暴落と言われていましたが、その後10年もしないで戻っています。

 

リーマンショックで損害を出したのは、無理な資金運用をして、暴落時に手放さざるを得なかった人達です。

 

インデックスファンドの買い時

 

インデックスファンドも価格が変動するので、安い時はあります。

 

ただそれは、数年経って見ないとわからない結果論で、買う時にはわからないものです。

ファンドはガッツリ儲けるより、なるべくリスクを減らすのが目的です。

 

毎月、定額を積み立てて購入する事で、平均に近い価格にならすことができます。

 

積み立てNISA

 

積み立てNISA口座は、利益が非課税になる制度です。

 

株の利益にかかる税金は2割です。

やっと株で勝てたと思ったら2割が引かれるので、精神的なダメージは大きいです。

 

積み立てNISA講座で出した利益は、税金がかからずに丸々利益になります。

 

オススメの証券口座

 

わたしは大手証券・楽天証券・SBI証券を持っています。

 

この中でオススメなのが、楽天証券で、楽だしポイントが入るので、メインにしつつあります。

大手証券は一番最初に作った口座で、いくつか銘柄を買ったまま放置しています。

 

SBIは海外金融商品用に口座を作りましたが、まだ使う場面がないので、触っていません。

 

とりあえず、

・積み立てNISA
・楽天証券
・楽天・全米株式インデックス・ファンド

をチェックしてみてください。

 

証券口座は増やすと面倒

 

パソコンのソフトでバージョンが変わって、インターフェース(画面構成)が変わって、慣れるまで時間がかかったりしませんか?

 

証券口座の操作も、各社で違っています。

企業の新システムの導入コストには、学習コストも含まれるように、会社員にとっても負担になります。

 

実際に売買しない内からでも、証券口座を作って操作に慣れておくことをオススメします。

 

インデックスファンドも怖い

 

ダウ(アメリカ市場)が最高値を更新しているあたりで買うのは怖いですが、そこが最高点かはわかりません。

 

下落時にも買う気にならないし、どの時点でも

 

『安心して買える』

瞬間はないと思います。

 

タイミングを逃す内に年数が経てば、持っているお金の価値が下がってしまいます。

個別株と同様に、ファンドも自分で論理的に考えて決めてください。

 

 

自分のお金の事は、誰にも相談しない

 

わたしはなるべく、経済番組を見ないようにしています。

 

もっともらしく株を紹介されると、自分の判断よりも正しく思えてしまいます。

彼らに従って良かった事は、一度もなかったです。

 

人間は不安な時に、何かにすがろうという心理が働きます。

けど、他人はあなたの利益の事など、親身になって考えてはくれません。

 

自身の能力を上げないと、いつまでも搾取をされます。

それは仕事においても、能力ではなく単なる労力として扱われる事に通じます。

 

お金を稼ぐ力は、社会人の偏差値みたいなものなので、ひたすら勉強しかありません。

わたしは株や仕事で、そういう教訓を得ました。