どちらが上でもないので、緊張する必要はありません。
面接で緊張をするのは、会社側に選んでもらうという気持ちが強いためです。
会社の事をお金を出すスポンサーだと思うのは間違いです。
会社と社員は、お互いに等価交換の関係で成り立っています。
会社と社員は対等だと知っていれば、面接で緊張しなくなる
会社が一方的にお金を出しているのではなく、社員の労働力・時間と交換しています。
お金を出す側が偉いという観念に誤解があります。
個人でもお店などでお金を使う時があるでしょう。
そういう時に、店員の方がやたらと丁寧だから、お金を出す側が偉いと勘違いしがちです。
客商売は、気持ちのいい接客態度も売り物に含んでいるだけです。
店が一方的に弱い立場ではないので、態度の悪い客を出入り禁止にする事もできます。
そうすると、客はお金があっても目当てのものが買えなくなります。
社員を雇えないと、会社も成り立ちません。
会社は社員のスポンサーではなく、お互いに物々交換している間柄です。
そう考えると、面接の場もお互いの持ち物の交換交渉と言えます。
双方の条件が合わなければ、別の交渉相手を探すのみです。
たまたま条件が合致しなかっただけで、あなたが劣っていたからではありません。
あなたと交渉が成立しなかった会社側が、採用判断を間違えていたため、倒産する事もあります。
どちらが正しいかは、何年も経たなければ結論はでないので、不採用に落ち込む必要はありません。
面接の場は自分という商品の説明
面接で緊張するのが、オーディションのように採用企業が自分の価値を決める場だと考えるためです。
それだと、不採用だったら自分の価値がない事になるので、緊張でガチガチになります。
ここは一つ、賃貸住宅を探す場面を思い起こしてください。
あなたが賃貸住宅を探す時、不動産屋はお金を受け取る側なのに、対等に話してきませんか?
安い賃料を提示すると、不動産屋の方が偉いみたいな口調になったり。
こんな風に条件交渉をして、合意に至らせるだけです。
面接もこんな風に、双方の意見交換の場だと理解すれば、緊張も和らぎます。
あなたが時間的な猶予なく部屋を探すとき、条件を緩和して部屋を決めると思います。
企業の採用もこれと同じで、すぐに人を補充しなければいけない時には条件を緩和します。
面接の回数を重ねていると、幸運な機会に遭遇する確率も上がります。
気楽な交渉の場と考え、たくさんの面接にトライしてください。
その積み重ねが運命を開きます。