こういう制度を調べようと官製のサイトを見ると、不要なものを含めて情報が並列に並んでいて、ワケがわかりません。
それに聞いた事もない用語が『常識でしょ』と言うかのように使われています。
まずidecoを知らない人にザックリ説明すると、60歳まで引き出せない定期預金みたいなものだと考えてください。
idecoで儲ける方法は二つあります。
一、当たりの金融商品を選ぶ
二、給料から払ってる税金が減る
idecoが面倒な人が、確実に儲ける方法
まず、
ですが、働きながら金融商品の勉強をして、かつ当たりの金融商品を見つけるのは難しすぎます。
これができるなら、すぐに仕事をやめて専業トレーダーになっています。
だから確実に儲かるのは
簡単に説明すると所得税+住民税で3割払っている人は、年間20万円をidecoの口座に入れれば6万円得します。
6万円儲かるなら、やっても良い気にならないでしょうか。
金融商品ではなく、銀行定期預金を選ぶ
idecoは株などの金融商品が多いですが、確実ではないし選ぶのが面倒くさいので、銀行の定期預金を選択します。
株で運用すると値動きが気になってしょうがないし、最終的に損をする事もあります。
地味に定期預金を選ぶのが、面倒でなく確実な儲け方です。
利子は殆どつかないので、税金の減額狙いです。
所得税+住民税3割の人を例にしていますが、投資した額の3割が確実に得をするような投資は、他にはありません。
idecoで定期預金を選ぶ
放置
おしまい
最大のリスクはお金の価値の下落
60歳まで下ろせないという事は、お金をタイムカプセルに入れるようなものです。
今、20万円で米50kgが買えたとしても、60歳の時には2kgしか買えないという事もありえます。
お金を自由に移動できないというのは、そういうリスクを抱えることになります。
ですがお金の価値が下がるなら、普通は定期預金金利が上がったりするので、現金をそのまま置いておくよりはダメージが少ないです。
idecoの白けるところ
地味に手数料ビジネスです。
何もしなくても毎月数百円が手数料として徴収されます。
銀行・証券会社は管理手数料0円をうたっていますが、ちっちゃい文字で
年金基金連合会 とかには費用が発生と書いてあります。
idecoに毎月お金を入れるかどうかで変わってきますが、毎月200円弱とられると想定しておくのが無難です。
60歳まで強制加入の有料アプリみたいで白けます。
他に初期費用で数千円かかります。
税務申告
会社勤めの人にとって税務申告のハードルは高いです。
idecoで儲けるための事務仕事だと考えてください。
マイナンバーカードでネットで申告できるようになりましたが、わたしには超難しかったです。
設定が難解で、マニュアルはもっと難解でした。
オススメなのは、申告用のwebサイトに申告の金額を入力して、印刷して郵便で発送する方法です。
webサイトの入力はそんなに難しくありません。
面倒ですが、1日で終わらせれば日給6万円の事務仕事をやった事になるので、割は良いです。
それにしてもネット申告はAmazonや楽天のように簡単にならないのでしょうか。
idecoの想定ユーザー
堅実な人は、idecoにあまり魅力を感じないと思います。
idecoを絶対に使うべきユーザーは、お金があると使っちゃう人です。
今持っているお金どころか、クレジットカードの限度額までが自分の自由になるお金だと思って、目いっぱい使ってしまう人がいます。
それとかパチンコに通って負けたら、『それはパチンコ屋に預けたお金』だと思っているなど、お金に関してネジが飛んでいる人たちです。
そういうお金の使い方を知らない人が、自由に使えないよう囲い込むのがidecoの存在意義です。
idecoの手数料についてもっと細かく
面倒くさい人は読み飛ばしてください。
手数料で毎月200円弱と書きましたが、毎月入金しなければ70円弱で済みます。
一年分を一括で入金した方が手数料は抑えられます。
200円弱という目安は証券・ネットバンク系idecoのもので、既存銀行のidecoはもっと高いです。
この中でも使えるのが楽天系です。
貯まったポイントが日常的な買い物で使えるのが大きいです。
通販で使えるし、西友のネットスーパーでも使えます。
楽天バンクのデビットカードで買い物をしてもポイントがつくので、リアルスーパーでも使っています。
どんどん楽天の経済圏に取り込まれていっていますが、一つだけ注意点があります。
パンダカードというのにしたら、パンダの黒とカード番号の黒が同化して見難いので注意してください。
idecoで株をお勧めしない理由
個人的な経験ですが、idecoの前身とも言える確定拠出年金で株を選択した事があります。
ある地方銀行が代理業務をやっていた拠出年金で、選べる株はその銀行がピックアップしたものです。
堅い運用をお望みの方、みたいなカテゴリーの中にドイツ銀行がありました。
ちょこちょこ見るのも面倒だし、ドイツ銀行にしておくかと思って選択しました。
そのドイツ銀行が、破綻の危機を迎えています。
地方銀行が堅いと推奨した株でも、この通りです。