忘年会でしゃぶしゃぶ鍋に顔をつけられる会社がヤバい理由

熱いよ熱いよ 会社の選び方

芸能プロダクションが主催した忘年会で、社長が従業員の顔を鍋にしゃぶしゃぶした事件から、会社選びを考えます。

調べてみると、この会社は被害従業員と社長の2人だけの会社でした。

忘年会でしゃぶしゃぶ鍋に顔をつけられる会社がヤバい理由

忘年会でしゃぶしゃぶ鍋に顔をつけられる会社は少人数の会社でした。

起ち上げから2人で始めたという事で、既存の会社選びとは異なります。

会社を選ぶ見方で言えば、事務所はレンタルオフィスの入っているビルである事。

資本金が1万円なので、この辺りで運営の本気度が計れます。

 

これで見ると、私なら転職先に選ばない会社です。

このケースで重要なのは、社長が一緒にやるべき相手かどうかの見極めです。

社長はよくイベントサークルを主催していて、その延長で芸能プロダクションを立ち上げました。

被害者の従業員は、女の子の知り合い多かったため、社長と一緒に立ち上げる事になったのだとか。

支配性の違いはあれど、二人は同じカテゴリーに属する人です。

 

人と会う事を苦痛に感じないで、行動的なタイプです。

しかし、会社というのは収支の計算や論理的思考も必要なわけで、行動的なタイプだけだと続きません。

行動が優位な人は思考が必要な局面でも、とりあえず動いてしまって逆効果となったりします。

2人だけの会社では、それを補正する人もいなかったでしょう。

素人の面白いこと = 無茶でつまらないこと

鍋に顔を押し付ける

面白いことをすると言って、本当に面白かった事は歴史上1度もない

忘年会にはクライアントも参加していたとの事で、これも社長がヒートアップする材料でした。

従業員に

「面白いことしろ」

と要求したり、無茶ぶりをしたりする。

この面白い事を見せられる方も苦痛に思います。

結果がまず、従業員にピッチャーで酒を飲ませるなんて事。

これのどこが面白いのでしょうか?

付き合いで参加させられた忘年会で、こんなものを見せられたら

(早く家に帰ってゆっくりビール飲みたいな・・・)

とか思ってしまいます。

更にエスカレートして、煮えたぎるしゃぶしゃぶに従業員が顔を押し付けられます。

えっ、これ普通に気持ち悪い。

食べ物の鍋に顔をつけるとか、生理的に気持ち悪いです。

これが面白いと思って芸能の会社をやっているとしたら、価値観を疑います

芸能プロダクションは、美的なセンスや面白いと思う人を発掘するのが仕事です。

その価値観が顔しゃぶしゃぶのレベルだと、売り物がありません。

クライアントとして参加させられて、これを見せられたら、この会社と距離を置きます。

会社の立ち上げというのは夢がありますが、実力が伴わない内に行動すると、手痛い経験をする事になります。

忘年会の顔面しゃぶしゃぶ以外にも、従業員は色々と訴えています。

従業員が遅刻をしたら、頭を丸める事と罰金を要求しました。

遅刻の罰金10万円という発想が、会社というより水商売の感覚に近いです。

更に頭を丸めるという要求についても、何らの合理性もありません。

従業員は色々な会社に営業として折衝するのに、丸坊主がメリットとなるでしょうか?

単に社長の支配欲を満たしているだけです

従業員の企画の失敗で生じた赤字も、従業員が借金として背負いました。

これだと従業員にメリットは何もありません。

従業員は金銭的にも困窮し、身体的にも傷を負って会社を後にしました。

被害者は若いので、この失敗の原因究明をして、今後の人生の糧にしていただきたいです。

我々は、この顛末からパートナー選びの失敗を学びました。

行動型2人がいても、2馬力の会社にならない。

顔しゃぶしゃぶ3行まとめ

1.少人数の会社はキナ臭い

2.忘年会の素人芸は痛々しいだけ

3.やっぱりしゃぶしゃぶは普通に食べたい