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大手企業も遠慮なく、45歳以上を雇うのはキツいと言うようになってきました。
最近45歳になる人が社会に出る時は、年功序列で最初は給料が安めだけど、中年になったら多くもらえる不文律の約束があった世代です。
45歳で定年と言われても
「聞いてないよ!」
と言う他ありません。
そもそも、何で会社は経験がたまっているはずの45歳に難色を示すのでしょうか?
それは衰えて苦手になった分野に気が付かず、失敗を重ねる事にあります。
高輪ゲートウェイを例に考えてみましょう。
45歳定年制を生き延びるヒントは高輪ゲートウェイにある
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高輪ゲートウェイは何が問題かと言うと、公募までして共感性の重要性はわかっているはずなのに、
『ゲートウェイ』
をつけてしまった事です。
インターネットの黎明期くらいからゲートウェイという言葉が出てきたので、その頃に若者だったおじさんが駅名選考したのでしょうか。
おじさんでもいいし、重鎮になっていてもいいんです。
ただ自分の感性が衰えたという事を自覚し、若い感性に委ねて全体を上手く回すという発想が欲しいです。
ズレた感性なのに権力を振りかざして、失敗が多いので45歳以上は使えないという判定をされてしまいます。
高輪にゲートウェイをつける感性とアメリカの寿司
品川周辺の再開発地域をグローバルゲートウェイ品川と呼んで、この流れで高輪ゲートウェイ駅なんだそうです。
外国人を意識したらしいですが、当の外国人は良いと思うでしょうか?
これは日本人がアメリカに旅行に行って、現地の寿司店で日本語の混ざった
『忍者ロール』
を見た時の気持ちと同じです。
「何で寿司と忍者混ぜちゃうの?」
という違和感しか浮かびません。
公募を無視する横暴
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おじさんが嫌われる要因として、歳をとると一層ガサツになって他人の感情を逆なでする点があげられます。
公募を無視しても問題ないと、平気で思ってしまいます。
感性が落ちた上に意見も取り入れないとなると、悪い結果しかありません。
日本語+英語の多摩ニュータウン(1960年代)の存在を知っているはずなのに、高輪ゲートウェイにしてしまうあたりに感性が出ています。
だからおじさんはダメなんだと言われてしまいます。
都営大江戸せんの愛称がゆめもぐらになる所だった
一時期、中年がファンシーに媚を売って不気味な頃がありました。
都営大江戸線の愛称が『ゆめもぐら』になりそうだった事があります。
大江戸線という名称自体も、当初は東京環状線になりかけたところを当時の石原都知事が
「寝てても何回まわっても同じ所に戻ってくるのを環状線って言うんだよ」
として、撤回させて投票で2位の大江戸線になったそうです。
ゆめもぐらの難を逃れた東京も、ゲートウェイは逃れられませんでした。
流行語大賞もおじさんが怒られる
流行語大賞で一時期、プロ野球関係の事ばかりで社会の実態とかけ離れていた事がありました。
毎年
「えっ、何で?!」
と多くの人が思う、変な流行語大賞ばかりでした。
流行語と最も遠くにいるのがおじさんです。
間違った場所に権力を持ったおじさんが座ると、大失敗する例です。
お笑い芸人も歳をとったら転向する
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お笑い芸人を見ても若い頃に漫才で売れた人でも、中年になると新作ネタでウケるのが難しくなります。
人に先んじた尖った感性が必要な漫才から、司会に転向して仕事の質を変えます。
シンガーソングライターにしても、35歳を過ぎた頃からヒット曲を出すのが難しくなってきます。
才能が枯れると言われますが、それは少し違います。
歳を取ると経験に頼るようになるので、新しいものが生み出しにくくなります。
自分が不得意になった事を自覚して、経験が活かせるプロデュース業に転向する人は生き延びる事ができます。
自分の弱点を認める人が生き残れる
若作りしたギャルの恰好が痛々しいように、仕事においても若作りは痛いです。
自分が弱い点を認める事から、45歳定年生き残りは始まります。
瞬発力が必要な仕事が衰えたら、誰に振ればいいのかを見極めます。
長い仕事生活の中で、どういう人間がどんな事を上手くやるのか見ているはずです。
自分が直接的にやる仕事から、間接的にやる仕事にシフトをしていった方が上手くいきます。
若い世代同士が衝突する間の緩衝材の役割を中年が担う事で、全体がうまくいきます。
必要とされる役割に就くことが、生き残りにつながります。
嫌な人にならなければ、声がかかる
テレビのADが出世をしたら、AD時代に優しくしてくれたタレントを起用する話があります。
これと同じように、誰に対しても頭を下げる事ができる人は、それが財産になります。
他人に批判的な人とは、誰も仕事はしたがりません。
公平な態度で接していれば、一緒に仕事をしたいと思う人が増えます。
何だかんだ言っても、まだまだ人情が通用する世界です。