会社の役職を見ても、CEOだとかディレクターだとかアメリカの企業文化が入ってくる傾向があります。
そのアメリカでは社内恋愛は禁止されている事が多いです。
理由は当たり前ですが、会社は仕事をする場所だからです。
そこは人間なので会社の禁を破って付き合う男女もいますが、あからさまに会社にバレると処分されます。
仕事をする場所にプライベートの関係性が入り込むと力関係が崩れるし、役職によってはセクハラにあたって会社が訴えられるからです。
職場の飲み会や社員旅行が活発な日本では、まだまだあいまいな会社が多いですがアメリカの有名IT企業では
『誘うのは1回までOK』
とか
『社内恋愛で問題が生じたら、どちらかを解雇』
という事が規定に書いてあったりします。
なんで禁止されているのに社内恋愛をするのか?
普段目にする相手というのが第一ですが、もう一つの要素として
『周囲に隠すスリルで盛り上がる』
というものがあります。
ダイエットでお菓子を禁止されると余計に欲するように、つまらない相手でも周囲に禁止されると余計に欲してしまいます。
親の反対を押し切って駆け落ちして、親の言う通りダメな相手でにっちもさっちもいかなくなるカップルと同じです。
あんまり大した事がない相手でも、魅力的に見えてしまうのが社内恋愛です。
社内恋愛はコンビニレジ横の大福と一緒
手近だから、つい手が出てしまうのが社内恋愛です。
けどレジ横の大福を手に入れてしまうと、期待していたほど風味もなくてガッカリしてしまいます。
社内恋愛のスリルで自分を盛り上げても、やっぱりどこか安易なものを感じてしまいます。
それが冴えない職場ならなおのこと、妥協の産物に感じてしまいます。
自分を騙して、何とか運命の出会いと言い聞かせてマリッジブルーを乗り越えます。
社内恋愛は周囲がげんなりする
役職が異なる二人が付き合うと、他の社員に不公平な空気が広がります。
不公平な関係は他の人たち全てのモチベーションを下げます。
あるいは周囲に隠しているようで微妙ににおわせる感じだと、周囲の人たちは二人が盛り上がるためのダシにされた気分になりゲンナリします。
他人の恋路を邪魔するつもりはなくても、会社に持ち込まれれてしまうと嫌でも周囲の人に影響がでます。
社内恋愛に好意的ではない職場の場合、ランチに納豆を持ち込むのと同じくらいの影響が出ます。
安くて臭いのが社内恋愛のイメージです。
社内恋愛を気持ちが悪いと言う人の意見
『職場は仕事をしに来るところでしょう!』
という気持ちが強い人には、社内恋愛は気持ち悪い行為です。
何を目的に会社に来ているのかという思いです。
社内で相手を複数人変えていると、さらにドン引きです。
仕事の意識が高い人にとって、自分も恋愛対象に見られる可能性があるだけで居心地が悪く感じてしまいます。
社内恋愛はなぜバレるのか?
気を付けているつもりでも、社内恋愛はバレてしまいます。
勘がするどい人というのは、どこにでもいます。
微細な変化に敏感なのは、女性に多いと言われています。
赤ん坊の泣き方によって状態を確認する能力が、女性の方が優れているからだそうです。
恋愛関係がバレないように疎遠にしても、その疎遠さに意味を見出されてしまいます。
社内インフラを使うからバレる
メールは管理者が遠くから見る事が出来ます。
検閲をされると思っていた方が無難です。
それでも社内恋愛をするなら、最初から結婚するつもりで
社内恋愛を推奨している会社は、下手にくっついたり離れたりして職場がギクシャクするより、結婚してくれた方が安定的だという考えです。
それに恋愛は体験人数が多くなると上達するようなものではなく、逆に不幸になるというデータがあります。
多くの経験を重ねると、その時の良い部分だけを思い出して、現在と比較して後悔が生まれやすいからです。
なるべく少ない交際相手に抑えて結婚をすると幸福度が高いです。