寂しいという発信が多く、悪い暗示になりやすいので、「そうでもないけどなぁ」という側の意見を発信します。
寂しいという感情をひもといていきます。
寂しさの正体
人間が肉食獣に囲まれて野生で生きていた時代、群れから追放されたら終わりでした。
この感覚が今でも残っていて、ひとりになると心細くなり、寂しいという感情になります。
特に身を守る力がない子供時代は、安全のために群れたがるので、仲間外れを極度に恐れます。
大人になる=孤独体制がつく
大人になっていくと個が確立されていくので、独立心が芽生えるのが普通です。
そんな中で孤独に耐性がない大人もいるので、不良中年を例に解説します。
中年で不良グループのリーダーを名乗る男が、仲間との絆を熱く語っていました。
その後に男は生活保護の不正受給や、グループ内の中学生を働かせていた罪で逮捕されました。
彼らの言う絆とは、大人子供の歪んだ依存心のことです。
寂しい=自己不全感
不良中年は不健康な体型に、デカデカとしたネックレスをし、年齢に合わない威圧的な服を着ています。
彼らが大人らしからぬ大声を出したりするのは、普通の子供時代を送れなかったために、大人になり切れなかったからです。
彼らが常に誰かに謝罪をさせたがっているのは、人格が欠けているコンプレックスを、他者を責めることで埋めているからです。
つまり彼らが自己不全感を埋めるためには、他人の存在が不可欠なのです。

個を磨き上げれば、寂しさが入る隙間がない
人は内面(理想)の自分と現実世界が解離することで、こころに隙間が生まれます。
その隙間を他人で埋めようとすれば、ゾンビのように生者の存在を求め続けることになります。
この状態から解脱する参考になるのが、禅寺のお坊さんです。
彼らは掃除や食事までも修行の一部とし、内面と日々の生活を調和させて、空虚が入り込む余地をなくしてます。
わたしはそこまでストイックな生活はできませんが、思い描いた理想を現実に再現することで、精神と生活を融合しています。

ない物ねだりをしない
結婚生活に限らず、自分が持っていないものに焦点を当てると、喪失感のような気持ちを抱くことになります。
自分が手に入れているものに意識を向けると、地に足がついて、これまでの人生が無駄ではなかったと思えるようになります。
それに結婚生活のいい場面だけを想像しがちですが、実際は大変なことも多いはずです。
わたしは半同棲した時に、たくさんのルールを制定されてグニャッとしました。

自由を愛する
わたしは暖かくなる春頃に、冬の間に伸ばした髪の毛を刈って坊主頭にします。
異性ウケを気にせずに、自分が気持ちいいと思う髪型にすると、本能にさえ縛られない自由を感じます。
思い通りに生きられているという満足感は、ネガティブな感情よりも高位にあるので、寂しさが生まれる余地がありません。
この記事で寂しさの正体を知り、皆さんの気持ちが軽くなれば幸いです。