人の種類も増えるので、刺激を受けます。
田舎にずっといると視野が狭くなるとか、ネガティブで一面的な情報が多いです。
自分に適した仕事を見つけて、その道をまい進すれば田舎であっても満足な人生を送れます。
多様性のある考え方の師匠と会って、その教えを受けられるなら上京の必要はありません。
とはいえ、若いうちは目の前の風景が同じ状態は辛いと思うので、上京して就職すべきかどうかを考えていきましょう。
上京した方が、成長しやすい環境が整っているのは事実
上京して都会に住むと、様々な人がいて、それに接する事で成長できるという謳い文句があります。
人間の成長は、遺伝と環境によって決まります。
犯罪者の家庭環境を見ると大抵は荒れていて、その影響で人格も荒れてしまいます。
家庭以外では、人を含む地域の環境です。
都会では、接する人のパターン・種類がものすごく多いです。
この事が、視野が広がると言われるゆえんです。
けどこれは、たくさんの人と接する良い面の説明でしかありません。
多様な人がいるという事は、闇が深い人もいます。
田舎だと人が少ないので、危険人物はマークされやすいです。
しかし、都会のクズはコミュニティを渡り歩き、匿名性が高いです。
気が付かない内に被害を受ける事になります。
田舎では、あなたの事を〇〇さんの家の誰々さんとして、一人の人として接してもらえていたでしょう。
それが都会では、最初は脇役Aさんとなって、人格のないキャラクターとして始まります。
ドラゴンクエストで、その辺をウロつく町人みたいなものです。
危害を加える人は、あなたの事を金や欲求の対象としか見ません。
会社に就職してコミュニティが出来て、初めて人格が与えられていきます。
この世の地獄、渋谷
渋谷にあこがれはなかったですが、2社ほど勤めた経験があります。
メディアなどでは『若者の街』などともてはやされていますが、この街ほど不快な場所はありませんでした。
仕事の後で遊びたい人に人気なのかもしれませんが、その遊びもわたしには魅力のないものばかりでした。
谷という名の通り、地形が入り組んでいて歩道が狭く、人を縫うように歩かなければなりません。
地形的に本来は発展しない場所なので、そういう無理が働きにくい街にしています。
都会にはダメな会社も沢山ある
クズ人間の闇が深いように、都会にはダメな会社も沢山あります。
毎朝、私の通勤時にあるオフィスから叫び声が聞こえていました。
そこからスーツ姿の若い男女がキャリーケースを引いて出てきます。
そして周辺のオフィスや商店に片っ端から飛び込んで、1000円くらいの何か変なものを売りつけていきます。
100均で売ってるもののグレードアップ版みたいな雑貨や、怪しげなリンゴジュースなど。
飛び込みで来られる側も結構迷惑です。
この会社を調べると、完全歩合でした。
モデル給与が夢のような金額が並んでいて、こういうのに釣られて若者が吸い込まれていきます。
完全歩合なので、会社が損をする事はありません。
朝の叫び声は、営業なんちゃらの唱和で、大声を出してテンションをあげるためのものです。
これはまだマシな方かも知れません。
中には営業研修と称して、街や駅でスーツ姿の人と名刺交換させる会社があります。
そうやって集めた名刺は、不動産営業電話の名簿にされて、それが売り物になります。
こんな詐欺的な事をさせる会社があります。
こういう経験をして悪ズレするなら、上京などする必要はありません。
上京するなら若い方がいい
人が成長して変化する度合いは、若い方が高いです。
新しい事を吸収して、形にしていくのは若い人の能力です。
シンガーソングライターでも、ヒット曲は殆ど若い頃に作ったものですよね。
歳をとると、過去の経験が増えてきて、それを重視するようになります。
だから、若い頃のように新たな情報を吸収する意欲が落ちてきます。
この年齢は個人差がありますが、一般的には35歳以下くらいと見ています。
体力と変わる願望が強ければ、もう少し上の年齢でも可能かも知れません。
こういう人間の成長のメカニズムから、上京して変わるなら若い方が効果的です。
都会育ちが偉いわけではない
都会に生まれた事を鼻にかけて、上京する人を下に見る人がいます。
こういう人を気にする必要はありません。
東京は昔から、上京した人が無からのし上がる時のエネルギーで躍進してきた街です。
与えられた環境だけを頼りに、他人を下に見ようとする人は、本人に実力がない為です。
田舎でも、大きな家に住んで他人をバカにしている子は、実力がない大人になりませんか。
何もない所から、自分の実力だけで様々なものを手に入れていく過程が成長です。
そうやって自信がつくと、どこの環境でもやっていけるという自分への信頼感が生まれます。
そうなれば、更に海外へ移動したり、田舎に戻るなり自由に選べます。
人生の終わりに上京からはじまった冒険を思い出し、きっと満足した気持ちになるでしょう。
東京だから、なんとかなった
わたしは適職に就くまで、フリーター期間を含めて10社くらい転職をしました。
一つの職種でダメなら別の職種の会社を選ぶというように、失敗するたびに方向性を変えました。
自分の適職がよくわからなかったので、いろいろな職を経験しました。
就職氷河期でさえ仕事の種類は様々あって、選択肢が豊富でした。
選択肢があっても採用されないと思っている方は、氷河期で就活したわたしの方法を参考にしてみてください。
上京して就職するか3行まとめ
1.都会は多種多様の人にもまれて、成長しやすい
2.田舎でも師匠がいれば、上京しなくてもいい
3.都会にはメジャー級のクズもいるから注意