投資の勉強をはじめた時に損切りの重要性が出てきましたが、わたしにはどうにもシックリときませんでした。
教科書を無視して自分の性格に合うやり方にしたら、損切りは殆どしなくなりました。
損切り前提のトレードはしない
スポーツ選手や実業家がノートに夢を書いて、それが現実になるという話があります。
これはオカルトではなく、脳の潜在意識にインプットしたことが、行動選択に影響するからです。
わたしも似たようなことをして、仕事が上手くいって資産を築くことができました。
なのでわたしが最初から損切りのことを考えていると、それに引きずられて損切りするような銘柄を買ってしまうと思います。
NISA損切民
損切りできると上級者みたいな風潮なので、NISAの人まで損切りするようになってしまいました。
NISAは利益に税金がかからないお得な制度に思われがちですが、普通の口座と違って、損失が出ても控除(課税所得から引く)をすることができません。
NISAは含み損が出ても損切りせず、値が持ち直すまで耐え忍ぶことが前提の制度です。
つまり一度乗ったら途中で降りられない、ヤクザのセダンと一緒です。
NISAは官僚の人が年金の不足を見越して、国民を長期投資(資産運用)に誘導するために考えた制度だと思います。
なので金融業界の食い物にされた確定拠出年金と違って、積み立てNISAの投資信託は手堅いものが多いです。

わたしのNISA運用
わたしはNISAの成長投資枠を二年連続で埋めましたが、枠を意識して投資判断が歪んでしまいました。
年間240万円という枠があると、テトリスみたいに早く埋めたくなり、1年の前半に買いを集中させてしまいました。
2年分の成長投資枠480万円の出資に対して、含み益が23万円で、年間配当は16万円前後の予定です。
窮屈な思いをする割には11銘柄中6が含み損という、イマイチなパフォーマンスです。
「損切り コツ」をSNS検索した結果
損切りについて語ると玄人感が出るからか、検索にヒットしたのはFXのサロンや、lineに誘導するアカウントが多かったです。
損切りはトレード判断の失敗の結果なのに、なんだか損切りをすれば儲けられる勢いで発信されていました。
損切りを繰り返すうちに確定損失が重なり、それを取り戻したいと焦って、判断力が落ちるのが人間心理ではないでしょうか?
そもそもFXはギャンブル要素が強すぎるので、損切り以前に触らないようにしてます。

他の人が損切りしたものを拾う
下落相場に耐えきれずに、多くの人が損切りをすることで、セリング・クライマックス(安値圏での暴落)が起こります。
わたしはこの時に自分の持ち株を手放さず、多くの人が損切りした株を安値で拾い集める、火事場泥棒みたいなことをしました。
何ごとも教科書通りのことができないわたしは、多くの人とは違う行動で配当収入を増やしました。
わたしのやり方が万人に合うとは思いませんが、投資の視点は多くあった方が良いので、皆さんの参考になれば幸いです。