投資関係の動画では優待を喜ぶのは初心者みたいに言われますが、果たしてそうでしょうか?
わたしは投資歴10数年で、保有銘柄は90を超えていますが、優待には金額以上の豊かさを感じます。
優待は企業からのお歳暮
株価によって上下しますが、わたしの含み益は数千万円台をキープしています。
しかしこれはデジタル上の数字で、実生活の豊かさには直接の影響はもたらしません。
それに対して優待は、もらった瞬間に祭りが始まります。
これは小銭で買えるお菓子でも、他人から頂くと金額以上にうれしいのと一緒です。
優待で行動が変化する
わたしは中年になって消費が保守的になってきましたが、優待で届く品は企業が選定したものなので、嗜好の幅が広がります。
ほかにも優待の良さとして、人にあげやすいというメリットがあります。
わたしの親は買ったものを渡すと申し訳なさそうにすることがありますが、優待のカタログを渡すと素直に喜んでくれます。
こんな風に優待という贈り物は、金額以上の幸福をもたらしてくれます。
マクドナルドの優待券=大王カード
民主主義の現代において王様の位はありませんが、その気分を味わえるのがマクドナルドの優待券です。
普通の優待券と違って金額ではなく、バーガーならチーズバーガーでもビックマックでも、何でも選べます。
しかも子供が発行する肩たたき券と違って、使う時に嫌な顔をされません。
コメダ珈琲
コメダ珈琲の優待は、コメカ(プリペイドカード)にチャージされるポイントで、わたしはサンドイッチやバーガーを貰うのに使ってます。
優待がなかったら自分で似たようなものを作っていたと思いますが、本物のコメダの大きなパンの豪快さや、珈琲に合うように作られたメニューには及ばないはずです。
行動が小さくまとまりがちなわたしに、コメダ珈琲は新しい世界を教えてくれます。
優待ポイントの他に議決権を行使(投票)すると500円分のポイントがもらえますが、今年は忘れたので寝込みました。
ハムの塊りが届く
日本ハムと伊藤ハムの株を持っているので、塊りのハムが届きます。
スライスハムと違って、塊りのハムは人間の原始的な部分を刺激してくれます。
ただ日本ハムの優待が改変されて、今の保有分200株ではハムがもらえなくなりました。
外資が日本株を買うようになってから、海外で届かない彼らにとって不公平感のある優待は、縮小・廃止の傾向があります。
特にクオカードはここ最近、廃止が相次いだのでショックが大きいです。
豊かになるために投資をする
投資でデジタル数字を追い求めることは、テトリスでハイスコアを目指すように苦しいだけの作業になります。
巷の投資手法は100m走のペース感のものばかりですが、実際の投資は10年走くらいでやらないとムリが生じます。
優待を楽しみにしながらゆったりと投資を楽しむことが、豊かさというものではないでしょうか?