アスペルガーの兄からのストレスを、社会人になって解消した件

不安とストレス

 

わたしには年の離れた兄がいます。

 

この兄は、わたしが小学生の頃から些細なことで手を上げてきたり、大声で延々と罵倒してきました。

 

兄は大学を辞めて引きこもり、暴言や暴れる事が増えました。

体格差があったので、わたしは理不尽な扱いを受けても我慢をするしかありませんでした。

 

多感な子供の頃の経験が、人格を形成する基礎になります。

わたしの人格の場合、社会に出てからも理不尽な人に対して、頭が真っ白になってフリーズしてしまいます。

 

特に社会的地位が低い頃は、兄のように道理を理解していない理不尽な人が多く、ダメージを受けることが多かったです。

 

その状態から抜け出した方法を、同じように家庭環境で何らかの傷を負って苦しんでいる人に向けて書いていきたいと思います。

 

この件は、わたしのパーソナリティの核心に近い部分なので、このサイトを作ってからも長く書けなかった事です。

 

※アスペルガー当事者の方は、気分が悪くなると思うので読まない事をお勧めします。
兄で十分に経験しているので、別々の道を歩ませてもらえれば幸いです。
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アスペルガーの兄からのストレス

 

『手を上げる』というのは大分抑えた表現にしていますが、実際は嵐に巻き込まれたようになります。

 

その時の兄の状態によって1時間近く続くこともあり、その間の兄は正気を失っていて人間とは思えませんでした。

 

発端は些細なことで兄が苛立ち、いろいろと言ってきます。

内容は100対0で自分が正しいというスタンスで、反論しなくても声が大きくなってきて、咆哮し続けます。

 

他人の痛みを一切考慮しないので、心をえぐるような事を何度も言ってきます。

ここで反論をすると、罵声を浴びせながら目の色が変わって手を上げてきます。

 

こんな事が家ではしょっちゅうあったので、わたしにとって家は安心できる空間ではありませんでした。

 

毎日、そんな思いをしながら学校に通っていました。

 

無力感に苛まれる

 

体格差があるので、どんなに理不尽な扱いを受けても抵抗する事ができませんでした。

 

人の人格は、主に家庭環境で時間をかけて形成されていきます。

身の回りの人との関係性の中で、社会に出てからも使う対人感覚を学びます。

 

わたしの場合、この対人感覚の基礎が、人に理不尽なことをされても抵抗しないという風になってしまいました。

 

この人格については社会に出てからも変わらず、今も煽り運転の動画を観ると、

 

『こんなのと遭遇したら、どう対処すればいいのだろう?』

と血の気が引いてしまいます。

 

成長しても無力感は変わらず

 

わたしが成長して体格差がなくなってきても、状況はあまり変わりませんでした。

 

兄に対して苦手意識が刷り込まれていて、体がうまく動きません。

それでも防御できるようになってくると、兄は大声で叫ぶことが多くなりました。

 

対話をしようにも、こちらが1言えば兄は感情が高ぶって10言ってきます。

一つの話が終わらない内に、別の話にスライドをするので、延々と罵倒が終わりません。

 

話の主旨みたいなものがなく、ただ他人を言葉で傷つけまくるだけです。

これはわたしだけでなく、親や姉に対してもやるので、わたしがターゲットでない時も毎日のように罵声を聞かされました。

 

兄は絶対に自分の非を認めず、何かについて指摘をされても別の話にすり替えて、さらにいう事がない時は

 

『表現の自由がある!』

とか言い出して、最後まで自分が正しいというスタンスです。

 

自分が傷つかないようにするため、他人を10倍傷つけるという感じです。

 

 

話をしていると、平衡感覚がおかしくなる

 

例えば兄に人を傷つける事について注意をすると、その注意に対して

「お前の言葉だって人を傷つけている!」

という、両者が悪い構図にします。

 

中国とか韓国の論法みたいなもので話が進まず、心だけが荒んでいきます。

 

この経験を何度も繰り返したため、社会に出てからもこういった人に遭遇すると、何も言えなくなりました。

 

社会人になってからも影響は残る

 

人間は機械ではないから、幼少期から時間をかけて形成された人格を、パソコンのように簡単に上書きする事はできません。

 

エゴグラムという人格診断テストで、わたしの人格として最も強かったのが、AC(適応する子供の性質)というものでした。

 

このAC(適応する子供の性質)というのは、周囲の大人の顔色を伺うような気質です。

これが強いと場の空気や相手に合わせ、自分の意見より周りの意見を尊重するようになります。

 

いかに兄を激高させないか機嫌を伺ったり刺激しないようにした結果、自分の意志がうまく出せないようになってしまいました。

 

関連:自分で適職診断をする方法

 

人になめられやすい

 

反撃しない習慣があると外見も変化するのか、かなりなめられやすいです。

例えば自転車で横からぶつかって来たおじさんに対し、反射的にこちらから謝ったら、舌打ちをされました。

 

こういうおじさんに一度だけ距離感を詰めて圧をかけたことがありますが、弱い物いじめをしているようで、自分への嫌悪感で気持ちが悪くなりました。

 

初めての場所を歩いても道を聞かれるのが多いし、Googleマップが普及してからは外国人に道を聞かれたり、何かのオーラが出ているのだと思います。

 

よく道を聞かれる人は損か得か、深く考える
わたしはコミュ障なのに、人に道を聞かれやすくて、毎回アップアップします。 人に道を聞かれたら自分のタスクを置いてでも、答えようとする人は多いと思います。 親切は損得ではないですが、さすがに今までの人生で ...

 

異性関係も上手くいかない

 

兄にねじ伏せられていたので、自分に自信が持てないまま思春期を迎えました。

 

その頃になると動物的な本能として、恋愛感情が芽生えてきます。

好きな女の子を見ると瞳孔が拡大し、胸の鼓動が高鳴るところまでは経験しました。

 

ですがわたしはすごく好きな女子でも、相手がわたしの事を好きになってくれた途端、恋愛感情が消えうせるだけでなく、恐怖に近い感情が浮んでしまいました。

 

後にこの現象が蛙化現象といって、自己評価が低いことで起こるものだと知りました。

蛙化現象を何度か経験し、恋愛感情があまり持てなくなりました。

 

そして社会人になり、義務的に結婚を意識して何人かと交際しましたが、結婚が現実になりそうになると怖くなりました。

 

家庭というものに良いイメージが持てない為か、あるいは無意識のうちに自分の遺伝子を残したくなかったのかも知れません。

 

子供を残せないというのは動物的な本能に逆らう事ですが、代わりにわたしは自分の経験が誰かの役に立てばという思いで、このサイトを書いています。

 

 

なかなか自信が持てない

 

最初の就活の段階で自分に自信がなく、1社も受けずにフリーターをやりました。

 

その後の職歴も自分を卑下して、低い所ばかり目指していました。

20代半ばまでフリーターで、就職できるめども立っていませんでした。

 

家庭環境に問題があった人の多くは、自信のない大人になってしまいます。

 

アスペルガーの兄のストレスを社会人になって解消する

 

兄は大学を中退して引きこもり、家庭内で暴れたり家族を罵倒したりしていました。

 

本人は飲酒と喫煙に逃げて自分を省みず、どのバイトも続かずに親や親族が用意した小遣い稼ぎのような軽作業をしていました。

 

兄は生活費を親に頼りながら、継続して援助してもらうために、自分は親に進路を変えられた被害者だと責め立てていました。

 

わたしはこの理不尽な状況を理解するため、心理学を勉強する事にしました。

そこから脳の仕組みや精神疾患などを学び、兄がアスペルガーだとわかりました。

 

わたしは勉強をする癖と、人間心理の探求やリラックス法で自信をつけていき、就職をしました。

心理学等の勉強で自分に欠けた人格がわかり、進路や生き方を最適化させる手助けになりました。

 

仕事がうまくいく

 

人の反応がデータ化された、ネット広告の仕事に就いてから自分の適性に気がつきました。

 

兄の理不尽さによって人に臆病でしたが、ネット広告の数値データを見て、人の行動が非常に整然としていて安心感を覚えました。

数字の羅列は威圧したり罵倒することなく人の行動をあらわしてくれます。

 

数字に拒否感を示す人が多い中、わたしは夢中になってデータベースなどを作りました。

そこで出世ができて、今まで抑圧されてきた意思表示が仕事の中でなら存分に出せる経験をしました。

 

仕事を軸にした職場内の人間関係は、理不尽な子供時代の人間関係と違う形なので、苦手意識が少なかったのだと思います。

 

経済的に余裕がうまれ、兄のいる家から出る事ができて、更に仕事が上手くいきました。

その経験から、家族の縁は悪く作用する事もあるという考えになりました。

 

関連:職場でも個人でも、縁を切るのはかなり重要

 

相手の視点に立てる

 

兄からの災難をのがれるため、人の顔色を伺う癖がついていました。

 

生命の危機に関わるため何年も神経を研ぎ澄ませた結果、人格診断をすれば誰よりも顔色を伺う気質が高くなっていました。

 

高すぎると日常生活では支障がありますが、IT系の仕事では役に立ちました。

システムを設計するには、利用する人の視点に立つ能力が必要です。

 

広告を考える場合は見る人の視点に立ったり、他社とのやり取りでも相手の立場を考えながら付き合い、信頼を得ることができました。

 

一時的に稼ぐなら我が強い人が有利かも知れないですが、継続的に稼ぐ場合は相手の視点に立てる人の方が有利だと思います。

 

家庭環境のハンデを乗り越える

 

わたしの場合はアスペルガーの兄によってサンドバッグにされる経験をしましたが、他にも様々な環境の方がいると思います。

 

その時に受けた負のエネルギーを、正に変える事で人生が切り開けます。

アスペルガーの兄が家庭で暴れたのは、外でうまくいかなかったからです。

 

自分で感じた嫌な思いを、わたしにぶつける事で解消していたのです。

わたしは自分が受けた苦痛を、他人に転嫁する事はありませんでした。

 

ここで兄との人間性が分かれました。

兄のように自分がされて嫌な事を他人にするか、他人にしないかです。

 

前者の考えは元ヤンなどにも見られる、弱い者への攻撃の連鎖が続く考え方です。

わたしは自分で負の連鎖を止めて、他人へ回さない事にしました。

 

※アスペルガーの全てが兄のように乱暴とは言いません

 

 

同情はしない

 

アスペルガーの兄は

 

・飲酒・喫煙に逃げて自己の問題に向き合わない
・自分は被害者だと家族を責める事で面倒をみてもらう

 

こういう生存戦略です。

兄は社会的弱者ですが、善人とは言い難いです。

 

弱者全てに嫌悪感を抱かないよう、わたしは分けて考えています。

わたしが同情するのは他人を傷つけない性格なのに、貧乏くじを引かされて我慢を強いられる人たちです。

 

声も上げられず、他人に助けを求められない人に向けて、この記事を書いています。

一つの目標に向かってコツコツやっていれば、ある時に特異点を迎えてガラッと変わります。

 

そのあたりの仕事や年収の変化は、別のページに書いてあります。

 

人間心理を知った結果

 

心理学や人間について勉強をした結果、自分に欠けたものがわかりました。

 

更にITに関しても、単に機械の事だけ知っているより、人間の有機的な知識を混ぜる事で飛躍的に稼ぐ事ができました。

 

欲しいものが無い中で稼いできましたが、ある程度貯まるとトラブルが起こっても法の力で対抗できる安心感が得られました。

 

負のエネルギーを溜める

 

これは誰にでもお勧めできることではないですが、わたしは負のエネルギーを溜めて仕事に昇華させました。

 

一歩間違えば潰れてしまったかも知れませんが、わたしは仕事に活かす事ができました。

適職に就いてからは10年で、通常より少し多い早期リタイア資金が作れました。

 

これを読んでいる方の中にも理不尽を経験した人がいると思います。

復讐をして相手と同じような人間になるか、自分の為に正のエネルギーに昇華させるか、どちらが良いでしょうか?

 

わたしは生物的にベストな生き方ではないかも知れませんが、配られたカードで最善を尽くして人間としては満足です。

 

他のページにストレスを軽減させた方法や、仕事が続かなかった時の事など色々と書いているので、よければ読んでください。